津軽弁の日
ぉもしぇくて煮立ってまったじゃ。
訳「面白くて顔が真っ赤になるくらい腹を抱えて笑うこと。大抵はむせ返って(はばげで)しまう」
血圧たげやづだ、あだてまんでねべが。
訳「高血圧の人がこの番組を見たら、一気に血圧が上昇し、脳梗塞で倒れてしまうのではないでしょうか」
津軽弁:ja-wikipedia 津軽弁の日:ja-wikipedia
津軽弁:Tugaru-Ben:弘前を中心とした経済圏(旧:津軽藩のエリア)で話される方言(SLANG)で、寒い時にも口をあまり開けないで喋れるように単語や表現がアーカイブされた超圧縮言語で、一説には、口を開けると口の中に雪が入ってしまうために編み出された地方独自の言語とも。
また、津軽弁にあって、標準語に無い表現や、標準語で表現するために多数の文字数を要する単語が1~3文字に圧縮されているのものある。また、「け」だけでも、「食え」「ください」「痒い」などの意味を持つ。
「どさ?」「湯さ」=「どちらへ?」「銭湯へ」が有名であるが、「か、け」は「どうぞ召し上がってください」の略。「い”」だけで返事が完結するなどは地元では有名。
「ゴミ投げでけ」は「ゴミを捨ててください」に相当し、真面目に解釈するとゴミを投げつけられるというギャグもある。
「ねまれ」は「どうぞそこへお座りになってください」の略。または「寝転がるなり楽な格好でくつろいでください」にも解釈される事もあり、同じ津軽弁でも4~5エリアに使い方のニュアンスが微妙に異なる。
ちなみに、青森には「津軽弁」「南部弁」「下北弁」があり、「青森弁」などというものは無いし、「東北弁」などというものも存在しない。「東北訛り」という言葉も間違いで、実在しない。存在しない理由は以下のとおりだ。
津軽弁と秋田弁と山形弁と北海道弁は共通する表現があり、隣り合った地域では地元の方言をモロに使ってもほとんど脳内変換によって意思の疎通がほぼ可能であるが、津軽弁(青森県西部)と庄内弁(山形県中央部)は共通部が半分にも満たないためネイティブの言語では解釈が難しい。
そして、南部弁は盛岡以北から青森県の三八上北地方(旧:南部藩)、宮古と釜石でも違い宮城県北部の方言「○○だっちゃ」を使用する地域も宮城の人曰く、似ているようで多言語で、福島でさえ県の北部・中央・南部で違うとも聞いている。
また、ネイティブの人間は標準語を使えないと思っている人が居るが、それも間違いである。
TVのニュースでは標準語が使用されており、標準語を理解できるけど喋る時に津軽弁という人は居るが標準語が全く話せない人は居ないし、普通に標準語も使われている。
しかし、リアル津軽弁を常用されている地域で超高速津軽弁を放送した場合、全国放送の番組では字幕無しに理解できないということも、ある意味で事実でもあり自覚もある。
駄菓子菓子!、東北弁や青森弁というのは総称として使用するには余りにも言語形態が異なるため、事実上、この青森弁・東北弁という表現を使う人間は、方言というものに理解が無い。
ちなみに関西弁というのもあっちの人に言わせればかなり誤解されていると言う、大阪と兵庫と広島ではイントネーションが似ているとも思われるが、それを言ったら怒られるので注意だ。
方言:ja-wikipedia
方言には方言によってしか伝わらない言葉の文化や暖か味もあり、その故郷(くに)独自の方言は互いに尊重しようよ。