ヤツが来た
朝、玄関を開けてドアから顔を出すとヤツが階段の手摺にカーン!という音を立てて着地。
綺麗な毛並み。ツヤツヤの主翼。フサフサの頭。ピカピカの大きな太いクチバシ。そしてクリクリした黒真珠のような瞳。こん場所に身を乗り出して着地するヤツは他に1羽だって居ない。
ああ、オマエは黒い3年生♂ではないか。(あくまでも固体識別だけで名前は恥ずかしいのでつけていない)
コミカルな動きで頭を上下左右させながら首を傾げて「んぁはぁー!んぁはぁー!」という甘えたような声で真っ黒な口の中を見せ付ける。こどもなら「あ”ぁぁぁぁ・・・あ”ぁぁぁぁ・・・」ってところだろう。
オマエ、ここはAボスのエリアなんだし、見つかったらひっくり返されて胸毛を毟られても知らないぞ?
という忠告を聞くわけでもなく、ここ最近の天候不順のせいか相当腹減ってるみたいで、逃げもしない。
ったくしょーがねーなー・・・これ咥えてすぐに立ち去れよ?と、ジャーキーを2本。
手摺から叩きに降りてササッと拾い、背を向けてからこちらをチラ見。
あー、はいはい。バイバイね。バイバイ。そろそろ「バイバイ」とか「アリガトウ」とか覚えろよ・・・「チョーダイ」でもいいから。
エサさえ貰えればやたらと聞き分けが良い。さっさと居なくなる。


