刃先がトン!と当たっただけなのにパックリ切れた・・・
肥後守(大)SK材割込(シルバー)
これが今、オラが使っている 肥後守だ。
昨日、鉛筆を削ろうと思っていたら電話が掛かってきたので受話器を取るために置こうとしたら誤って左の親指の先が刃の付け根に軽く当たってしまった。
何かチクっときたが、ズバっと切れた・・・冬で空気が乾燥しているので傷付近の表皮が広がって痛い。
この肥後守はこのタイプで初めて研いだやつで、あくまでもこの肥後守の耐久性を見るために研いで使っていたもの。
ところがどっこい、これは研ぎを始めて5本目以降のものであったのでかなり研ぎの熟練度が高くなった頃のもの。確かこいつを研ぐのに5時間以上映画を見ながらシュッシュと研いでたやつだ。
全鋼は切れ味が悪くなるまでが短い。いま、青紙割込と割込(SK材割込)の耐久テスト中。
意外とただの割込でも耐久性に優れているようだ。
もう既に3ヶ月ほど鉛筆を削っているが切れ味が落ちていない。
で、昨日、手元を誤って見事に指を切ってしまった。
我ながら完璧な研ぎだったようで、この恐ろしいほどの切れ味に驚いている。
あっという間に切れ味が落ちるステンレスの洋式ポケットナイフとは根本的に異なる日本のフォールディングナイフの性能。この技術は確かに世界に誇れると思った。