コンビニを利用するスズメやハクセキレイ
最近は22時に寝て4時に起きるという生活サイクルをしている。朝飯の冷蔵庫の野菜が切れた時は、近所のローソンへと補充に向かうのだが、早朝のスズメの行動には笑えるものがある。いや、スズメに限ったことではないのだが、人間の生活空間を利用して狩りを行なうのはハクセキレイも同じ。カラスはゴミ目当てだが、スズメとハクセキレイについては人間の生活を上手く利用している最も身近な存在ではなかろうか。
これは何処に行っても見られる光景で、ちゃんと彼らを見ていれば、きっちり仕事をしている益鳥であることが分かる。明かりに集まる虫は店内に入ってくると人間にとっては困る存在。その明かりに集まる虫を玄関前に陣取って、早朝から狩りに勤しむスズメとハクセキレイ。この習性を利用すれば、彼らと人間の共生関係は良いものとなる。つまり、コンビニや24時間営業のスーパー。ガソリンスタンドは彼らが営巣できる環境を提供。彼らは家を手に入れてメシにもありつける。
青森の冬は全てを覆い尽くす雪でご飯には事欠くことも多い。冬季はご飯を与え、専属契約すれば住み着いてくれる。しかもスズメもハクセキレイも人間観察が好きで、切っ掛けさえ作れば互いの信頼関係を構築でき、近距離でのふれあいが可能。性格も人間向きで、こちらが信用を裏切らなければ彼らは積極的に関わろうとしてくれる。
カラスに関しては嫌われる要素が強いため、きちんとこちらが格上であることを教育しなければならないし、店のイメージからするとマイナス面も大きい。しかし、スズメやハクセキレイであれば、その辺をチョロチョロしている分には誰も不快感はないだろう。
それにある程度の学習をすると、彼らは人間という一括りで敵味方を識別せず、敵・関わる必要なし・ちょっと気になる・お友達というランク付けをして、適当に構ってくれる。
スズメに関してはここでもよく書いているとおり、信用さえ得られれば顔を見ただけですっ飛んでくるほど懐く。気づかなければ気づくように声を掛けてくる。それでも気づかなければ目線まで垂直に飛び上がって「気付けよゴルァ!」とか言ってくる面白いやつでもある。