コインランドリーとカラス
洗濯物を干すスペースが無いのでコインランドリーを利用しているオラ。
昨夜、春夏用の普段着を含め大量の洗濯を終えて5:30にコインランドリーに行き、湿った衣類をドラムにぶち込む。
普段着は中温18分、下着は中温24分回した。
朝飯を近所のファミマに買いに行き、コインランドリーの駐車場に戻ってサンドイッチを開封する。
プレミアムなんとかというちょっと高級そうなサンドイッチだったが、パンの耳が半分ほど残ってる切り損ないだった。
誰だよ、これ切ったヘタクソは・・・
ふと、真横を見るとハシボソガラスがコッチ見てる・・・コッチ見んな・・・
良く見ると唾を飲んで、ゴキュ・・・という音がしそうな感じ。
なんだよ、食いたいのか?
オラは切り損ないのパンの耳を千切って放ると、迷いもなく着地して拾い集め、美味そうに食ってる。
ああ、こいつは誰か他の人間とのリンクがあるな・・・
普段着のドラムが終了に近いのでコインランドリー内に入る。
服を取り出して入り口の方向を見ると、ハシボソガラスがガラスの向こうからこっちをジー・・・っと見てるw
実に分かりやすいヤツだ。目が合ったところで気まずそうにテクテクと向こうに歩いていく。
「べっ・・・別に物乞いしている訳じゃないんだからね!、ちょっと建物の中が気になっただけなんだからーーー」って感じ。
面識が無い相手に対してこういう態度で居るのは、ハシブトガラスくらいのものだけど、ハシボソにもこんな積極的なヤツも居るんだな。
ハシボソってのはもっと慎重で、常に見栄っ張りで、ツンツンしていて、それで居て実は寂しがりやで独占欲が強い。
精一杯の虚勢を張るのはハシブトも同じだけど、飯よりも威厳を重視するのがハシボソ。威厳よりも飯を優先するのがハシブト。
カラスとの会話に噴出しを付けるとすれば、ハシボソが敬語で、ハシブトがタメグチ(馴れ馴れしい)という感じか。
ある程度の知能の高さからそれぞれ個体によって性格が違うという点もあるが、基本的な性格というか、性質はあまり変わらない。
ただ、人間に対する信用度の昇降の激しさは、ハシボソよりもハシブトが上。
少しずつ相手を信用していくハシボソ。「それ、美味しそうですね。もし良かったら少し戴けませんか?」という感じ。
エサを見るなり、見境無く「ねぇねぇそれ美味そうだね、オレにもちょーだい?」ってのがハシブト。
まぁ、好き好んで人間と関わろうなんて野生動物はカラスが一番なのかな。
それだけ彼らは人間を観察していて、チャンスがあれば人間の知り合いを作ろうとしている。
常に人間に近い場所で生活しているせいか、人間のすることをよーく観察していて、自分の利益になることには努力を惜しまない。
信用度がかなり高い個体になると、すぐ近くで待機し、時には背中に顔を突っ込んで寝たりもする。
しかも、その人間が襲わないことを確信している場合は、逆に人間の近くの方が安全と思うこともあるよう。
実に面白い思考パターンを有する連中だ。