構造解析
普通は形状を見て、ふむふむなるほど!と、形状からその機能性や仕組みなどを把握するもの。
しかし、オラの構造解析はちょっと違う。例えば、その用途に対して頭の中で素材特性を考慮しながら三次元で形を作ってそれをまた構造解析し、問題が無さそうなら本物を作ってみて、テストした結果と頭の中で思い描いた結果との差異が何なのかを比較すること。
これを繰り返していると、単純な構造のものなら分解しなくてもおおよその中身が想像できてしまう。動くものであったり、動かせる部分があれば、それが取り付けて使われるものなら取り付けた物との干渉まで。
だが、世の中は出来合いが多く、自分から何かを生み出そうとする人は少ない。ありきたりの物で間に合わせ、不便は我慢するみたいな人ばかり。疑問を持たず、自分でなんとかしようとせず、不便を不便のままで受け入れることが当たり前だと思っている人が普通に多く存在している・
ところが、疑問や不便を解消しようと考えることが当たり前な人にとっては、流れと作業とそれに要する道具やら材料をまず並べ、これをどうすれば良いかすぐにシミュレーション可能なのだ。
これができると失敗作は少なくて済む。失敗作が少ないということは材料も時間も無駄が少ないということ。まぁ、計算で単純に弾き出せるものならね。不確定要素が多いと結果との差異は大きくなるのは当然だけど。
特に素材の品質が悪いものだと、材料を買ってから苦労することになる。「うわー・・・加工し辛れー!」 とかね。でも一度買い物(材料選び)で失敗すれば、次からそこも確認して買うようになる。
結果として、全く違うものを作るために、全く異なる素材を選ぶ時も、失敗しないように素材の問題点も予め考慮しながら買うようになる。
ここまで書くと「なんだ普通のことじゃんか」と思う人が居るだろうけど、多分、「今日はカレーを作ろう!」とスーパーで必要なものが置いてあるコーナーでレシピに書いてある材料しか見ない。買わない人には、これはできない。つまり、他人の作ったマニュアルの通りの材料しか目に入らない人。思考が一方通行な人。不便を不便なまま放置したり、疑問を解消しない人には、できないということ。
ちょっと最近そういう風に思える事案があったので。 まぁ、オラの趣味に置き換えての方が分かりやすいからね。