肥後守の刃付けに要する時間
切れるように砥石で砥ぐために要する時間=10分(実用の範囲であって見栄えは無視した場合)
程度の良いものを刃の腹の部分だけ整形込みで刃を付ける時間=1時間
背の部分込みで刃全体の整形と刃付け。鏡面処理まで=2時間半
これ、全鋼の場合。
今日は、手持ちの刃付けしてある肥後守5本を、会社で鉛筆削りとして置きっぱなしのもを除き全て刃を付け直した。
朝の8時くらいから100均砥石の整形から始め、メシクレ雀を相手しながら面直し。ついでに800/1000/1500/3000の砥石の面直し。
刃付けのついでに、製造時の荒削りの跡が残っている肥後守も気になって砥いで消し、金属磨きで鏡面処理。
これ、電動砥石があれば凄く短時間でもっと綺麗に整形できるんだろうなぁ・・・
やはり刃付けは簡単だけど、整形が一番力加減が難しい。
まぁ、一番整形し難いのは「青紙割込-特大」なんだけど。 もう8回くらい砥いでいるがまだ気に入らない。
軟鉄のくせに妙に背が硬いし、デカいので均一に砥ぐには軽く砥石に当てながら何百往復もしなきゃならない。
で、今日の成果。
#1000と#3000で十分な効果が得られるし、場合によっては#1000(赤褐色:#800~#1200の中砥石)だけでもかなりイケる。