カラスの生態:カラスの成長と子育て週間
ハシボソガラス
子育てでカリカリしている訳でもなく、ヒナの減量時期に入ったかのんびり監視しているだけ。
威嚇しないのは顔見知りだからか・・・
ちなみに便所ガラスは縄張りを放棄したのか居なくなった。
やっぱり子供の件で奥さんが出て行ったか。
東ボスのドブの中の子は今日も生きてた。
相変わらず、オラがこさえたベットの上で寛いでいる。
20秒くらいで作ったベットがそんなに気に入ってもらえたのかと思うと逆に恐縮だ。
西ボスさんは道路の電線にいて、オラが真下を通ると降りてきた。
でも、道路では絶対にエサやりしない。
やるのは堤防の上のコンクリに置く。
ちょうど、オラの目線になるので西ボスさんも怖がらない。
直ぐ目の前でガツガツと咥えて持って行く。
行こうとするとこいつも行くなと先回りして進路を塞ぐ。
魚肉とパンをあげる。帰りはプレーンドーナッツを与えた。
エサを細かくして与えるとヒナにやるか自分が食べる。
大きいままに与えるとどこかに貯食する。
ハシブトガラス
公園ではいつも1組だけ営巣する。
図体がでかいのですぐに分かる。
独り立ちするまでにどんだけ食ったんだか・・・それともかなりの長生きなのか?
こいつは先週まで散々威嚇しまくっていた。
で、こいつの威嚇のせいでオラに巣の位置を教えたようなもの。
( ´(Д)`)y━~~~騒がなきゃどこにあるか分からないものを・・・
流石に先々月まで給餌してた子供は親に見離されたわけで・・・つーか、1年も給餌してたのかよ。
今日は子供が公園の真ん中の六角形の東屋付近で意味不明な独り言を喋っていた。田中角栄みたいな感じで「あーうー」とか。
※親は巨大だし、子供は変な発声練習するから個体識別は楽だ。
ここ1年半ほど個体識別しながらカラスの大きさを見ていると成長速度などにハシボソとハシブトの違いがあることに気付く。ハシブトの子供は巣立ち時点の大きさがその後の大体の大きさになるようで、巣立つまでに如何に栄養のあるものを食べたか。
ハシボソガラスは独り立ちした時点でそんなに極端に大きな個体は無いが、その後にどのような食事をしたかで成長が変わるようだ。
ハシブトでも巣立ち直後に親を大きく上回る大きさになった西ブト兄弟はとにかくでかい。これはオラがやったドックフードのせいだと思う。
一方で、ハシブトよりもドックフードを多く与えた西ハシボソのボス子兄弟はあまり大きくは無いが、先日見た限りでは、いつのまにか大人とあまり変わらない大きさになっていた。1年生の羽から抜け替わったので最初は気付かなかったほどだ。
※1年生の風切羽は光が当ると茶色っぽい反射光になる。大人は紫っぽい。
これをグラフにすると・・・
こんな感じだろうか。
ブトは巣立つまでに喰った分だけ大きくなる。
ボソは年々立派に育っていづれは喧嘩も強くなってナワバリの交代を行なうようになる。
一番大きな動物園ボス(ボソ)は年中、動物園から出る食べ残しをスズメや鳩といっしょに食べているから際限なく育っているのかも知れない。
西ボスと東ボス(どっちもハシボソ)が大きいのは縄張りに海岸を含んでいるからだと思う。打ち上げられた魚介類・海藻類も食べているし、海水を含んだ食べ物はミネラルもカルシウムも豊富だ。
特に東ボスは小さいながらも河口も縄張りに入っており、自然のものなら何かと食べるものに不自由しない。
西の海岸にはイネ科の植物も多く、大麦のような大きな穂をつける植物が豊富に生えている。
防風林の松も脂肪分が多い松の実を提供しているし、とにかく良い場所を縄張りにすると年々少しではあるが大きくなるようだ。うちのオカタンが「でけぇ!」とか驚いてたのもハシボソ(西ボス)である。
西ボスと東ボスは大きい西ブト兄弟と同じくらいの体格なのだ。