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2009年11月16日月曜日

鳥の行動で季節を感じる

玄関を空けると向かいの電線に待機するスズメも、冬になると玄関の段差まで来るようになる。
夏の間は別にエサを貰わなくても食べ物はあるから危険を犯さない。
ただ、冬になるとエサが不足するから、危険を承知でエサを優先的に貰いに来る。
個々の性格を無視すれば、エサを貰いに来る野鳥ってのはそんなものだ。

最近はスズメの中にドアの前まで来て、オラを見上げながら訴えて来るのも居る。
もうそんな季節か・・・
よほどの危険が感じられない限り、逃げない。
あまり体力を消費したくないんだろう。
小さい生物ほど短命らしいし。
逃げる時は全速力で一直線に逃げる。
それこそ命がけって感じで、逃げることはそれだけエネルギーも多く消費してしまう。
四六時中、食べ物のこと。敵のことを考えなくてはならないから大変だ。
意外と面白い性格の野鳥が身近に居るってだけで興味の対象だ。


ブトの中には去年、仲間からの虐めで片羽を痛めた馴染みも来る。
彼は一昨年生まれの2歳半。
怪我は治ったものの体に主翼が密着しないので左の肩が飛び出ている感じ。
まぁ、生活には困らないし、飛べるから生きるのに支障は無い。
彼らの体力と寿命の関係が分らないけど、体は大人と変わらないけが子供っぽいところが残っているところを見ると高校2年生くらいという感じだろうか。
彼は、コメを撒くとスズメを蹴散らして玄関の段差に駆け寄ってくる。
全く騒がないし、甘えたような「ぐぅっ」って声を出しながら首を90度傾けて凝視する。
そこまでされると無視するのが何だかかわいそうな感じがするのでジャーキーを1本あげる。
面白いのはここからで。彼はそれを「貰うからね」という態度をしながらジャーキーを咥えて脇の階段を上っていくのだ。
多分彼は食事中に他のカラスに襲われた経験があり、盗られまいとしてそういう行動に出るのだと思う。
それに、生きるためには形振り構わないところが人間のオラとしては羨ましいと思えるのだろうと。

人間ってのは、自分ができない事をするヤツに憧れたり羨ましく思ったりすることが多い。
スズメもカラスと同じで、人間には近づきたくないが他のスズメが食ってるエサを強奪することが多い。
というよりも、強奪専門のが居るくらいだ。
食べ物がいっぱいある季節はそうでもないけど、冬や子育ての時にはよく見る行動だ。
でも、同族からエサを奪われても、また貰えばいいからと寄ってくる個体も多いね。

彼らを見ていると、素直に生きているよ。
なんだか自分にはそれができないから羨ましい。

( ´(Д)`)y━~~~ 人間にもスズメやカラスとレベルが同じやつも居るしな

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