放浪グセ
車で気のむくままに移動する。
しかも夜中。
職質されたらどう答えるかという問題もあるが、それもまた経験のひとつ。
臭いメシを喰ってみるのも楽しそうだ。
ニンゲンの価値はあまり経験した事の無いことがどれだけ多いか。
どれだけ変わり者であるか。
どれだけ色んなことができるか。
どれだけ誰にも迷惑を掛けずに無茶ができるか。
どれだけのモノゴトを知っているか。
どれだけの能力を非常時に発揮できるか。
どれだけ身体能力が高いか。
どれだけドーブツ的であるか。
だと思うな。
そりゃ金持ちであれば生活面での心配は無いし、イケメンのダメ男の方が女にモテるだろう。
子孫を残した方が勝ちだということも生物として当然である。
でも、最終的にはどれだけ個性的であるかとか、どれだけ自分の考えや多様性を見つけられるかだと思う。
その辺にごろごろ転がっているフツーのニンゲンだけにはなりたく無いと40年生きてきたが、望みどおりの変なヤツには成れた。
どう見てもプロレスラーのようなクマ野郎のクセに理工系と文系が混じっているクリエイター属性の剣道有段者。
誰が見ても変なヤツである。
ニンゲンというイキモノは可能性の塊である。
ツマラないニンゲンというものはツマラないという気持ちから生まれ、その気持ちはそのニンゲンの容姿にまで影響する。
パっとしないニンゲンは見た目もパっとしない。
性格が濃いニンゲンは見た目も濃厚だ。
明るい人間は明るい表情で、周りも明るくなれる。
暗いやつは陰気臭くて存在感も無い。
嫌なニンゲンは嫌なオーラを出しているので嫌な感じを受ける。
好感度が高いニンゲンというモノは、性格が表に出るので、視覚的にそれが他人にも見てとれる。
だから、心が綺麗な人間というものは美形でなくても好感が持てるのだ。
理由は分からないけどそれが第一印象としてすぐに感じられる人間は、無意識なのか努力しているのか分らないが、実際にそう見えてしまう。
美人の性格ブスやらはどこかにトゲが見える。
それは人間誰しもが持っている気配を読むドーブツ的な何かであることは間違いない。
鳥さんのキモチが読めるオラとしては人間のそれは非常に敏感に感じられる。
そのキモチが悪い方であるとオラは苦しくなるのでニンゲンがあまり居ないところに出かけてニンゲンのオーラから逃げている。
合うと楽しい仲間というものはオフ会や、遊びに行けば会える。
でも、ニンゲンに合いたくないからと引き篭もっていれば仕事ができないし、仕事をしなければ生活や遊びに使う金も無くなるのだ。
だからその辺は自分があまりトゲトゲしくなら無いようにホゲホゲ~っとしていればいい。
体まで丸くなりたく無いが、人間のオーラは角があるよりも色んな方向に色んなオーラを出して丸くなった方が良い。
(* ̄(エ) ̄)ノ 天高くクマ肥ゆる秋・・・ジュルリ