カラスの生態:魚肉ソーセージはとても貴重品
うちに来るボソのオスだけど、目の色を変えるくらい魚肉ソーセージが大好き。
つうか、ブトもボソも魚肉ソーセージは食べ物の中でも別格。
柔らかくて、味が良くて、腹持ちが良くて、食べ応えがあって、脂肪分が多くて、栄養価が高くて、喉がつまらない。
一度に半分あげると咥えたまま1分ほどその場で周りを凄く気にしながら飛び去る方向を見定める。
もちろん、オラよりも周囲のハシブトに気を配って居る。非常に無防備って言えば無防備。
こっちを確認するまでもなくどちらに飛べば追っ手が来ないか吟味する。
オラとしては好きな鳥さんの後頭部を凝視できるので至福の瞬間でもあるが、彼にとってはまるで現金を剥き出しで抱えている人間のような挙動。怪しいったらありゃしない。
で、どっちにしろ、飛んだら飛んだで5羽ほどのハシブトに追い掛け回される。
いまいち情けない格好だ。
西ボソさんならガンつけまくってから自分の食料庫に飛んで行くのだが、誰も追いかけない。
それだけ西ボスは怖いのだろう。
彼らの中には食べ物を持ち去る間に襲撃されて奪われるヤツも多い。
そういった弱い固体は食べている間にも襲撃されるから手出しされない方法を選ぶ。
一番安全で、食事も邪魔され無い方法。
つまり、オラの目の前に来てその場で食べること。
ヤツらにしてみれば食事中で一番危注意しなきゃならないのは仲間。
一番安全で信用できるのはオラなのか・・・