いつまで使い続ける? 企業のパソコンはWindowsXPとIE6.0に依存しっぱなし
会社がウェブメールなので Mozilla Thunderbird を併用している。バックアップの心配が無いし、社内の回線が繋がっているPCがあればどこからでも自分のアカウントでメールの送受信が可能なウェブ・メール。 要するにウェブメールってのはGoogleのG-Mailとか、Yahoo!メールとか、MicrosoftのHotMailみたいなもん。
素直にGoogleのウェブシアプリケーション群を使えばGoogleマップだのスケジューラーだのと連携できるからそっち使えばいいのに、何故か「何それ?」ってくらいマイナーなグループウェアで、無料で使えるG-Mailよりかなり貧相なウェブメールを使わされている。いったいどこのどいつがこんな使い難いグループウェアを選択したんだか・・・しかもIE6.0が指定されているから更に性質が悪い。
とはいってもしっかり逃げ道はある訳で、Firefoxも使えるし、やろうと思えば OE6.0とかThunderbirdとかも使えるようになっている。ただ、その設定方法が公表されていないので使うことはできない(?)ようになっているのだ。
会社のイントラネット創世記から既に長いことWindowsのアレコレを面倒見らされているオラとしてはそれを探し出すことは用意なのであるが、まぁ、非常用として設定だけしといて、後はバックアップに使用している。
何せメールの送信やら何やらがそのグループウェアからしか見れないようになっているので、よくよく考えたら今のまま更に連動率を上げるには、初心に返って「SeaMonkey」(つまりMozilla Suite)ってことなんだろう。
たぶん、今のままWindowsXPってことがそうそう続くわけでも無いし、いくら企業ユーザーがXPを使い続けようと、いずれはWindows8辺りになって、IE6.0もOE6.0も使えなくなる。もちろん世間がOffice2007以降に移行したらOffice2003だっていつかは何かに変わる。
それがOpenOfficeになるか。Office2010以降になるかはオラが知るよしもないのではあるが、社内システムもいつかは過去の遺産を引き継げないことになるのは間違いない。それを先延ばしにし続けるのか、もっとワケワカメになる前になんとかするのかは本社の偉い人が考えることであって、それを使えといえば使わざるを得ないエンドユーザーである末端の社員としては 「備えあれば無敵!」という訳でも無いにしろ、結局は知っているモン勝ちになってしまう。
特定のOS。特定のブラウザの特定のバージョンに依存し続ける非効率な社内システムというのは時限付きの爆弾と言っても差し支えないであろう。
ウェブ標準とか標準規格とかクラウドとかに一番縁遠いのは、そういった分かりきった問題をいつまでも先延ばしにしている企業のIT部門じゃあなかろうか。
まぁ、本当のことを言われたら怒るってのは、自分も知ってて分かりきっている正論を言われたときなんだろうけど、単純にモノを知らない場合は逆に可愛そうなのかも。
自分が所属している間にその問題を解決しなくてもいいように一生懸命ってこともあるだろうな。でもいつかは解決しなくちゃならない問題でもある。それに敢えて手を出したら英雄なんだろうけど、先延ばしにしちゃったらその逆だもんねぇ。