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2007年9月19日水曜日

森の仲間達への還元

オラは山菜採り暦と年齢に4年の差しかない山男である。
クマのように野山を散策して、山の幸を戴くという趣味を続けてもう35年近くなる。

山菜を戴くということは、山の幸を食料とする動物から食料の一部を分けて貰っているということである。

だから、毎年、なんらかのかたちでお返ししている。
長芋のムカゴであったり、クルミなど成長の早い木の実を埋めるのである。

これらは比較的、高カロリーであり冬眠の前に食いだめして脂肪を蓄えたり、冬の間に小動物が食べる貯蓄となる。



今年はブナの実が不作である。いつぞやは地面を埋め尽くすほどの山蕎麦(ブナの実:ナッツ風味で脂肪分が多く旨い)が落ちていたが、今年は全然ダメである。
それというのも、ブナアオシャチホコという蛾の幼虫が大発生したらしく、紅葉もしていない今の時点で枯れ木のような広葉樹が目立つ。

これではコナラやミズナラなどドングリ系もだめだ。
エサを撒くと、今度は味をしめて人里に下りてこないとも限らない。
だから、山に少しでも食べられる植物を増やすしかないのだ。



今日は栗をバケツ半分(約2kg)ほど埋めてきた。

小さい栗は2個ずつ。大きい栗は1個・・・と間隔をあけながら光が届くような隙間を見つけては堀り、栗を埋める。
この栗は採れたてのものを道の駅で買った。
ピカピカ光ってて乾いていないやつだ。乾いているやつは、栗の尖った部分に格納されている根の成長点が乾いて発芽しない。バケツに水を入れた時点で浮いたやつもダメ。これはエサとして食ってくれと言わんばかりに藪にバラ撒いてきた。
1000倍に薄めた木酢液に1晩漬けて防カビ兼、臭い付けで食べられるのを防ぐ。
充分に水を吸ってくれた栗を乾かないように土を掘り、小動物に持っていかれないように土と葉っぱをかけて埋める。

2時間ほどで作業を完了したところで汗だくだ。
いや、運動不足だから汗だくってのは予定していた事だし、気持ちの良い汗だ。

最近は夜中に大量発生するアレルギー症状「蕁麻疹」で夜中の3時くらいまで痒くて悶絶してたりする。朝起きると下着のシャツが血だらけってこともあった。

まぁ、これは免疫抗体の暴走なんで、見た目は皮膚病っぽいが内臓疾患の一現象だと思ってくれ。伝染らないから安心してくれ。痒さは湿疹どころの騒ぎじゃないけどね。
なんせ表面だけじゃなくて発生した部分は蚊に刺された如く腫れ上がり、異様なくらいの痒みを生じる。

昨日、病院で更に強めの薬と朝だけ飲んでいたのを朝晩に変え、昼に飲む分を増やしたため日中は少しだけ発生を抑えられている。
ただ、夜中の拷問は流石にキツイ。痒くて痒くて寝れないのだ。これならまだ対処のしようがあるアトピーの方がまだマシだ。(経験者)

話は戻って、絞れるくらいの汗をかいたオラは、お気に入りの「くさぶえ温泉」を目指す。
今日はいつもより人が多いぞ。
最近はブログだのホムペのトップだのに紹介しているからか若者もそこそこ居るようだ。

1時間ほど熱いのと泡のやつと、水風呂を行き来してると、腫れもひいて目立たなくなるが痒いのには違いない。ただ、みっともない見た目でない状態というのは良いほうだ。
人前に出れるからな。昨日のタラコくちびるなんぞは外に出れないほどショックだった。

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