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2009年9月26日土曜日

カラスの生態:トビから身を守ること

(o`θ´o) の食いつきが悪かったけど、若チュンが可愛かったからOK。

カラス共はまだ親と一緒。
ハシボソの各エリアボスは旦那が揃ってハゲになってた。
西ボスさん家は子供たちのうち上の2人が換羽した。末っ子はまだハゲタカみたいになってる。
奥さんは旦那よりもエサ集めに熱心で、旦那はハシブトの追い出しに躍起になっている。
子供らは自由奔放で、好奇心いっぱいの視線で向き合ってくる。
あの純粋な瞳もいづれ大人になると厳しい目つきになるんだろうな。
いまだけはあの素直な眼差しを楽しもうと思う。

ハシブト一家は遠巻きにこっちを眺めている。
ハシボソの親共が居なくなるとハシボソ子たちと一緒にエサを拾っている。
やはり子供のうちはハシボソもハシブトも意識しないようだ。
おおかたのルールを飲み込めたハシブト子たちは、ハシボソ子の真似をして一言も発せずににじり寄って来る。
まぁ、行儀が良いからエサを少しやる。

振り向いたら直ぐ横にこちらを見つめるハシボソ子が居た。
思わず Σ(゚(Д)゚;ノ)ノ ぅぉぅ! 
ハシボソ子も少し驚いたようだ。
(* ̄(エ) ̄)ゞ  すまん、喋るなと躾はしたが真横に要るからビックリした。

何かの気配を感じたハシボソ子が急に障害物にピッタリとくっ付く。
直後にオラの真上を大きな影が素通りした。
トビである。
トビが飛んでいる方向に対して背後や真上に障害物が来るように移動をしつづけている。

親から教えてもらったのか、本能的なものなのか、学習したのかわからないが、トビは地面スレスレを水平に飛んでくるので障害物があると避けるしかない。
チェーンの下や壁や柱にくっ付くとトビはすり抜け様に掻っ攫うことができない。
考えたものだ。ちゃんと相手を観察して安全な位置を知っている。
生後半年にもならない子が、もう天敵から身を守る術を知っている。
やはりカラスは頭が良い。

同じことだが、何か食べ物をくれる人を覚え、どうしたら食べ物を貰えるか。
このニンゲンは安全なのか、どこまで近付いても安全なのか、カモメにエサを取られないためには自分はどこらへんに居たら良いのか。
観察していると彼らの論理回路の複雑さは驚くことが多い。
道路でエサをあげないことを知っているので、オラが通る場所に先回りして待つ行動予測などもできている。
やはりカラスは教育次第で凄い複雑なことをさせることができそうだと思わせられる。

ルールを学ぶこと、相手を知ること、地形の把握、行動予測、相手の気持ちを読む。
ニンゲンより遥かに優れた視力を持ち、生まれて数ヶ月で多くのことを知っている。
まだまだ彼らのことをニンゲンは知らないのかもしれない。

2 件のコメント:

  1. あかいりんご2009年9月28日 6:40

    > まだまだ彼らのことをニンゲンは知らないのかもしれない。

    たしか、くまさんが初めて彼らと親しくなったのは合浦公園でしたか?そして、くまさんの巣穴のベランダにブレックファストとかしに来るようになったのでした。

    これも、不思議で面白いです。これは公園から帰るくまさんを追って行ったということですか?最初に、尋ねてきたのは、チュン?ボソ?まさか、ブト?

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  2. 一番最初に尾行したのは去年のブト子です。
    でも、住宅地で煩くすると近所迷惑なので、エサを出さないことや叱りまくるなどの対応をしました。
    そうやってボソとブトの衝突も無くなり、騒ぐとオマンマにありつけないことを学んだカラス共。
    そのうち、若いカラスの集団は公園から少し離れた缶詰工場を昼間のエサ場にして半年ほどで旅立っていきました。

    彼らは元気なのだろうか・・・
    初めてカラスのヒナを親鳥の承諾を得て観察した思い出のある子ガラスたち。
    集団はそれぞれ自分の新しい縄張りを見つけつつ小さくなっていくのだろうと推測しています。

    40kmほど離れた海岸でオラを見て直ぐに寄ってきたカラスは公園出身のカラス達なのかも知れないですね。

    ヨタヨタと頼りない歩き方の子ガラス達が立派な成鳥になっていく過程を間近に観察できたことは良い経験でした。

    ちなみに、いま朝食を食べに来ているのはハシボソで、アパートから公園よりの夫婦と、海側の夫婦、国道側の夫婦の順です。
    縄張り的にはオラの巣は公園よりの夫婦のテリトリーですが、境界付近なので早いもの勝ちです。
    もちろん、ちゃんと「食べ物を下さい」という態度をすればあげます。
    騒げば撤去されることを学習していますので静かなものですよ。

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