事故の有無に関わらず山の日常は変わらず
クマ騒ぎも程々にしろと。
クマが山に居るのは当たり前のこと。
被害が出ようといつもの山であり、違うのは被害が出たか出ないかの差で、リスクは常に同じだということに気づいていない思考放棄が多いことにウンザリ。
山にとって今回の騒ぎは好機であろう。
何故か。
答えは明白。山の本当のリスクに気づいた人が遠ざかる事で動物との棲み分けができる事は良い事だからだ。
山に行く人が減れば山の開発も減るだろうが、金の亡者は余計に安全性を高めるために山の宿泊やレジャーを人間の安全性を優先させるために要らぬ伐採や造成に走るかも知れない。
何せ温暖化で低地が水没すれば高地の土地の値段は上がる。先行投資で高地を開発すれば、数十年後には地価が上がるだろう。
そうならないことを望むが無理だろうな。
だって人間ほど最悪な害獣はこの地球には居ないからだ。
オラがいつも言ってるように、山でクマに人が襲われるのは何ら稀なことではない。多いか少ないかもサイコロを振るに等しい偶然だ。
山での食料の多いか少ないかという事実もまた要素の一つでしかなく、常にリスクは存在する。
それを正しく認識しているかどうかの違いでしかない。
問題のすり替えを人間の価値観で行なう愚行はやめるべき。
山には山のルールがありクマに人間もルールは通用しない。
山のルールに従う人間以外は山奥に分け入る資格はなく、全ては個人の責任に於いて行動すべき。
山を人間が安全に行動できるようにする事ではなく、山を安全に行動できない人間が山に行くべきではない。
これが最善であり、自由に人間が歩くための配慮は不要。山の歩き方を人間が学ぶ事で事故を減らす努力をする方が最優先だから。
今までの認識の誤りについて気付く事は難しいかも知れない。現代人は便利に慣れすぎて自分が環境に合わせた行動を採る事が困難なほどに自然に対して退化しまくってるので。
ま、好きにすると良い。
人間が食物連鎖の頂点に居るのは人間という種族であって、人間個人では無いのだから。
それにさ、幼稚園に入る前から山で単独行動をしてたオラと、暇だから山でのレジャーをしようと考え始める世代の人間がこれから山のルールを覚えようというのは比較できない大きな壁がある。
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