カラスの生態:トビから身を守ること
(o`θ´o) の食いつきが悪かったけど、若チュンが可愛かったからOK。
カラス共はまだ親と一緒。
ハシボソの各エリアボスは旦那が揃ってハゲになってた。
西ボスさん家は子供たちのうち上の2人が換羽した。末っ子はまだハゲタカみたいになってる。
奥さんは旦那よりもエサ集めに熱心で、旦那はハシブトの追い出しに躍起になっている。
子供らは自由奔放で、好奇心いっぱいの視線で向き合ってくる。
あの純粋な瞳もいづれ大人になると厳しい目つきになるんだろうな。
いまだけはあの素直な眼差しを楽しもうと思う。
ハシブト一家は遠巻きにこっちを眺めている。
ハシボソの親共が居なくなるとハシボソ子たちと一緒にエサを拾っている。
やはり子供のうちはハシボソもハシブトも意識しないようだ。
おおかたのルールを飲み込めたハシブト子たちは、ハシボソ子の真似をして一言も発せずににじり寄って来る。
まぁ、行儀が良いからエサを少しやる。
振り向いたら直ぐ横にこちらを見つめるハシボソ子が居た。
思わず Σ(゚(Д)゚;ノ)ノ ぅぉぅ!
ハシボソ子も少し驚いたようだ。
(* ̄(エ) ̄)ゞ すまん、喋るなと躾はしたが真横に要るからビックリした。
何かの気配を感じたハシボソ子が急に障害物にピッタリとくっ付く。
直後にオラの真上を大きな影が素通りした。
トビである。
トビが飛んでいる方向に対して背後や真上に障害物が来るように移動をしつづけている。
親から教えてもらったのか、本能的なものなのか、学習したのかわからないが、トビは地面スレスレを水平に飛んでくるので障害物があると避けるしかない。
チェーンの下や壁や柱にくっ付くとトビはすり抜け様に掻っ攫うことができない。
考えたものだ。ちゃんと相手を観察して安全な位置を知っている。
生後半年にもならない子が、もう天敵から身を守る術を知っている。
やはりカラスは頭が良い。
同じことだが、何か食べ物をくれる人を覚え、どうしたら食べ物を貰えるか。
このニンゲンは安全なのか、どこまで近付いても安全なのか、カモメにエサを取られないためには自分はどこらへんに居たら良いのか。
観察していると彼らの論理回路の複雑さは驚くことが多い。
道路でエサをあげないことを知っているので、オラが通る場所に先回りして待つ行動予測などもできている。
やはりカラスは教育次第で凄い複雑なことをさせることができそうだと思わせられる。
ルールを学ぶこと、相手を知ること、地形の把握、行動予測、相手の気持ちを読む。
ニンゲンより遥かに優れた視力を持ち、生まれて数ヶ月で多くのことを知っている。
まだまだ彼らのことをニンゲンは知らないのかもしれない。

