室蘭市でカラス大量虐殺

鳥獣保護法違反だぞ！
可愛いカラスを信用させて毒殺するなんて許せねぇ・・・
神の使いとされるカラス。
人間の魂は４８の神様でできていて、１日１個を運ぶ。
そういう理由で「４９日」ということだ。

このカラスを虐殺した犯人はカラスに魂を運んでもらえず、地獄に落ちるがいい。
因果応報だ。
カラスは黒いから、鳴くから、集団を作るからと言われるが、カラスの生態を良く知るオラにしてみれば、臆病で、人懐っこく、表情があり、感情表現が犬と変わらないくらい豊かで、鳥類最強の頭脳を持つ、とても賢く、とても神聖な鳥だ。

カラスに威嚇されたら威嚇し返せばカラスはちゃんと学習する。
カラスに親しくすれば子ガラスに近づこうとも攻撃をしてこない。

実験１

子育て中のカラスに出合ったのは３０００トン埠頭のとある古びた倉庫の屋根に登る梯子だった。
当然、仕事できたのだから巣にも近づくこともある。カラスの夫婦は近づくなと威嚇を繰り返す。
やがて昼飯。弁当を食っているオラの方を見て、さっきまで威嚇していたカラスはモノ欲しそうな顔でこちらを伺っていた。
オラは弁当から唐揚を１個車の窓から外に放り投げた。カラスは用心深く近寄って来てそれを咥えて巣に飛んでいった。
それからは一切威嚇をしなくなり、弁当を残りをやると喜んで駆け寄ってくるようになった。
カラスはとても学習能力が高く、倉庫に行くその度にオラを見つけては近寄ってくるようになった。
犬やネコと大して変わらない。ただ、黒くて大きく、声がでかくて攻撃的なのは、近くに巣があるだけだし、それは人間だって自分の子供に知らない人が近づくと警戒するだろう？
カラスは家族を守るために威嚇しているだけだし、敵意が無いと知れば威嚇はすぐにやめる。
２度３度と何度も躾ても同じ粗相をするできの悪い人間に比べてもカラスの方がよほど学習能力が高い。

よーく考えよう。カラスは害鳥ではない。野鳥だ。
ゴミを食い散らかすのは食べ物を粗末にする人間の方に問題があり、中身が見えるようにゴミを放り出すのも人間だ。ゴミ収集場所に時間外に捨てたり、捨て方も守らない人間が居るからゴミが漁られるだけで、カラスは人間がエサを用意してくれているという風にしか理解していない。
それを全てカラスのせいにするような人間は、自然破壊や動物愛護だの言う資格は無い。
それぞれの動物にはそれぞれの習性があるし、生活環境とその生態を調べれば対策なんて大したことをしなくてもできる。

カラスがうるさいなら、カラスに近寄るなり目を見て「うるさい！」と言えばいい。そう大した時間も掛からず騒ぐのはいけない事だと学習する。（実証済み）

近所の公園のカラスが人の近くに寄っても悪さをしないし、人の頭上でガーガー騒がないように躾をしたのはオラだ。そんなに手間じゃないし、躾るのに時間も大して必要なかった。
カラスの生態や学習能力を知れば、ごみ問題など、それは人間側がちょっと工夫する事で何とでもなることだ。毒殺なんて安易な方法で無作為にカラスを殺した犯人は、罰金１００万円請求されて終わりだろうけど、たとえ捕まらなかったとしても、死んでから裁きを受けるだろうね。

カラスは「死」というものを特別なものとして認識している生き物だよ。
仲間のカラス（ハシボソ・ハシブトを問わず）や、ハトやスズメ、カモがネコに襲われそうになっても周囲に警戒を呼びかける。
実質的にカラスは野鳥たちにとって警備員の役割があるのだ。
他の野鳥はカラスの警戒音を巧みに利用して、危険を察知して身を隠すなどの防衛行動に出ることもオラの観察で分っていることだ。