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2010年7月14日水曜日

鳥類は凄い

今日は外でメシを食ってから帰宅。
野菜スティック(Coopの野菜味スティック型スナック菓子)を切らしているのでそのうち買出しに行かねばと思いつつ、パン耳と圧縮白パン、ジャーキーとドーナッツを持って公園に。
途中で知り合いがヂュンヂュンと鳴いて頭上を通過。「どっこか行くの?」と言うと引き返して降りてきた。
※家にコメを食べに来る公園西側の廃墟の軒に営巣しているスズメ。
途中で他3羽のスズメが「キター!(ヂュルルルルルル)」と塀の上からオラの目線に割り込んでくる。
このように、公園に到着する前に待ち伏せを食らうことが多いので、手には予めパン玉を握って歩いている。
多分、人間の進行方向に着地(通せんぼ)するスズメを見たら不思議に思うかも知れないが、オラに対しては普通にやるんだよな。ヤツらは・・・

公園に入ると西ボス一家は波打ち際で採食していた。
何か食えるものでも落ちているのだろう。
西ボス一家がいつも健康なのは海のミネラルを含んだ食事のお陰なのだろう。

今日はいつもと違う格好で散歩。
でも、カラスは目がいい。人間と同じくらい同一人物かどうかを見分けられる知能もある。
だから一度敵に回ると何年たっても警戒されっぱなし(東ボスのこと)なのだ。
というか、スズメにも見破られるほど彼らはオラの特徴を掴んでるのだろうか。あまりに普通に声を掛けてくる。
やはり、公園に入るまでにスズメが「ゴハンー!ゴハンー!」と言いながら着いてくるので、西ボス一家はすぐにコッチに気付たようで3羽(夫婦+子供)の頭がコッチを向く・・・

今日はハシブトの邪魔が入らなかったのでスキップ走りで近寄ってくる。
早々に用事を済ませるべく、前菜のジャーキーとメインディッシュのドーナッツを渡してしまう。
んじゃ、また明日ね。と言っても子供はまだ貰ってないという態度の上目遣い。
おまえは親戚のオジサンに小遣いを強請る甥っ子かよ!w
まぁ、オマエの親父(西ボス)とはもう3年以上の顔見知りだし、お前の兄や姉も同じようなものだったけどさ。
構ってたら日が暮れるのでジャーキーを1本あげてさっさと退散。

松林に入るや否や多数のスパローミサイルにロックオンされる。
マクロスでお馴染みの一斉発射される納豆ミサイルを彷彿させる攻撃にたじろぐオラ。
スパローミサイル→スパロー→ツリースパロー→スズメ・・・そう、スズメは誘導ミサイルなのだ。
小型の蛾が大好物で、地面を蹴ってから攻撃目標を執拗に追尾して捕らえるその姿は真にミサイルなのだ。

さて、スズメのエサクレ攻撃がエンドレス状態に突入し、ハトの邪魔が入りだしたので移動。
何度かスズメを踏みそうになりながらよろけるオラ。人の足元に飛んでくるなよ・・・
さて、公園のど真ん中に到着。公園には多数の縄張りの接点がある。3箇所くらいかな。
そこの真ん中に陣取ればオラを中心として不可侵領域が完成する。
オラがカラスとカラスの間に立つことになるから互いに取っ組み合いにならない。
まぁ、威嚇合戦はあるし、ハシボソがドスン!と突っ込んでくることはあるけど。
つうか、西2ボスと中央ブトと西ブトはあまり仲が良くないというか、西ボス(ハシボソ)と西ブト(ハシブト)が特別なのかもしれない。子供同士よく遊んでるしな。種族が違うのに・・・

で、今日は面白いものが見れた。
西ブト夫婦のハーモニー威嚇である。
全く同じタイミング、ほぼ同じ音程、ほとんど同じ長さで中央ブト(とてもでかいハシブトガラスね)にアッチ行け!というのだ。
あまりの美しいハーモニーにちょっと驚いた。
人間のコーラスのような感じ。オスとメスでは少し声が違うからコーラスのようにも聴こえたな。

でも、あまり煩いので「シー!」と言って黙らせる。つうか、こいつらは「シー!」が分かるのである。
言ううことを聞けばジャーキー1本ずつ。ちゃんとお願いされても1本ずつ。最大3回まで。子供が居れば子供手当てが貰えるのを知っているので子供を連れてくることが多い。
スズメやカモに意地悪したらゼロなのでこいつらはオラの目の前でスズメにもカモにも一切手を出さない。
ああ、手は無いから足とかクチバシを出さないというべきだな。

ハシボソは最初からカモもスズメも眼中に無いから、最初からやる。
でも、ハシブトが自分の縄張りの境目でエサを食うのは気に入らないらしい。
時々ドカン!と体当たりをかます。ほんと、動物同士の攻防は面白い。
スズメの取っ組み合いとかも面白いよ。ハトのはハクチョウやカモに似てて相手の体に噛み付くのだが、カラスの喧嘩は体当たりと脚の掴み合い、空中戦に相撲にプロレス。鳴いたらやめるハシブト。
鳴いても毟るまくるハシボソ。度が過ぎるとレフリーの(゜(エ)゜)が止めに入る。はいはいそれまで、それまで・・・
止めに入られるのを知ってるので大乱闘にはならなくなったが、夕方はいつもハイテンションだなやつらは・・・

今日はカモが全員陸に上がったので、オラの周りは久しぶりに鳥まみれになってしまった。
この普通はありえない状況が好きだな。
オラを境界の中心にしてスズメ3グループ(約50羽)、ハシブト2家族(4羽。子供は既にねぐらか?)、ハシボソ1家族(2羽)、カルガモ3羽、マガモ5羽。しかも半径5m以内。
足元正面に眉毛を描いたようなマガモの旦那と小柄な奥さん。足元の周りをチョロチョロと歩いているスズメ。少し離れて両脇にスズメ軍団。右斜め前方にカモ軍団。正面1mに西ブト夫婦。右斜め後方1mにデカい中央ブト夫婦。左2mの岩の上に股関節脱臼スズメと脚を骨折しているスズメおよび子供チュン。背後3m後ろの八重桜の上に西2ボソ夫婦。
で、開いている場所を落ち着き無く歩きまくる若いハトが5羽。

まるでオラが変な人に見えてしまうような状態。マヂで珍百景だな。
普通、ハシブトガラスの近くでスズメがウロチョロしないってば。
ハシブトとカモの距離も1m無いし。
全員訓練された動物のようにオラを向いて大人しくしている。
おまえら、動物タレントになったほうがいいって。
食い物にも困らないし、必要な時だけ協力してくれればいいし。
それ以外は公園で普通に生活してればいいじゃん。

( ´(Д)`)y━~~~ 上手く説明できないのだが・・・

鳥に特化したコミュニケーションを習得してから、どうもオラの挙動は鳥の関心を引くらしい。
関心の引き方。警戒させない方法。信用される方法。威嚇する方法。危険を知らせる方法。味方であることを覚えさせる方法。
言葉や態度の意味を理解した上で最適な対応を返してやると、オラが人間であると理解した上で少なくとも鳥に理解がある。または言葉が分かる人間であると認識するようだ。
鳥が人語を喋らなくても別に構わない。オラが片言の鳥語を話せるだけで鳥の方が興味を持つ。
あとは鳥の目線を読むこと。以外と声や態度によるコミュニケーションが主体だと思われがちだが、鳥の場合はこれに視線による意思の表現が加わる。態度による「来い」「着いておいで」「バイバイ」「なんだよオマエ!」「集合!」が通じるし、向こうは感情を分かりやすく表現する。

こっちが寛いでいると、向こうも寛ぐ。
あくまでも焦らず自然に。時には何もせずに黙って一服していることで向こうから話しかけてくる。
大事なのは、鳥たちが関心を示したら応えること。呼んだら応えること。鳴き声の意味を理解して、呼びかけに正しく態度や鳴き声を返すこと。

鳥の警戒音は人間には素で発声できないものが多い。
例えば鳥の警戒音が出せない場合、鳥の警戒音を出す必要は無い。
ネコが狙っているということを知らせるのにネコだ!と言っても分からないから猫の鳴きまねをして猫の存在を知らせる方法もあるということだ。

会社の喫煙室からイタドリの茂みが見える。
この辺にはネコがうろついている。しかも、そこかしこに野鳥の巣があるのだ。
巣立ちの子共はちゃんと飛べるまでイタドリの茂みの中をヨタヨタと頼りない羽ばたきで移動しているのをよく見る。
ヒヨドリ、イソヒヨドリ、オオヨシキリ、モズ、ハクセキレイ、スズメの子連は特に多い。
駐車場の車の間や、夏は使わない除雪車の下に猫が居る場合、猫の鳴き真似をすると一斉に警戒態勢に入る。一応、コッチを見て人間が猫の鳴き真似をしているというのは分かっているようだ。
人間が猫の鳴き真似をしているということは、人間のみえている範囲に猫が居るのではないかと疑う。
警戒し始めると親鳥はホバリングを含めて周囲の警戒に入る。ようやく猫を見つけるとすぐにジジジジジジジジといった小鳥独特の警戒音を周囲に放つ。
繰り返していると、あの人間は我々鳥に猫が居ることを知らせてくれているのではないかと思うようになる。

それに鳥を馬鹿にしてはいけない。あの小さな脳は予想を反して驚くほど知能が高いのだ。
犬や猫よりも発声のバリエーションが多いということは、それだけ言語能力が高いということだ。
鳥は特に声帯が凄く発達しているので、特にスズメ目などは他の生き物の声真似が得意だ。
人間がいくら知能が高くても、いくら色んな音真似ができても、声帯だけで黒電話や携帯の着信音、サイレンや警報機の音は出せまい。鳥は出せるのだ。出せるということはそれが音であれ声であれ言葉であれ、何か意味があるものとして理解する脳がある。それよりもホンモノそっくりに発音できるまで練習するその行為。何かに似ていないか?
自分の耳が聞いた音声と自分が発声している音声が同じであるか。それを繰り返して言葉を知り、何度も何度も繰り返して言葉を覚える。
人間も幼児の頃にそうやって言葉を聞き、言葉を知り、言葉を発し、言葉を覚える。
最初は短い言葉しか言えないが、大人になってくると複雑な文法を使って表現力が上がっていく。
小鳥も最初はピーピーだったりシュリシュリだったり、チーチーしか言えない。でも、周りの声を聞いて意味を理解してあれほど複雑な声を出せる。

あと、外国人が日本人に自国の言葉で危険を叫んだらどう理解する?。推らく言っている意味は分からないけど、とりあえず何か危険が迫っていると理解できるだろう。それと同じで鳥も互いの言葉の意味を熟知していなくても雰囲気を感じることはできている。
先ほどの説明した警戒音は鳥によって似たり寄ったりだが、実は鳥類は周辺に居るほかの鳥類の警戒音を危険が迫っているものとして理解している。
カラスの警戒音もスズメも警戒音もカモの警戒音も互いに警戒音として理解して身を守ったり、敵が近くに居ることを知らせたり知ったりする。
つまり、元々鳥類は言葉の違いよりも言葉の持つ意味を理解する能力に長けていることになる。

オラがそれを理解することで鳥類はオラが言葉が通じるものとして理解する。
オラが彼らにわかりやすい態度を示すことで彼らはオラに色々なことを問いかけてくる。
まだまだ彼らとの完全なコミュニケーションは無理だが、日常的なものであれば訓練しだいでオラのように野鳥と「友達になろーぜ!」というのはできるようになるかも知れない。

実際のところ鳥さんと意思の疎通を図るには、子供のように難しく考えずにそのものを受け入れるしか無いし、感情を読んだり、感情を上手く相手に説明できないと難しいかも知れない。
つまり、外国語を話せない日本人が海外で自分の意思を相手に伝えるとき、最終的には身振り素振りと言葉のイントネーション、強さ、表情、感情を大げさに現して相手に理解してもらおうとする工夫が必要ということだ。

何言ってるかワカンネーダヨ!とかキレてもしょうがないし。
何を言いたいのか気持ちを汲むしかできないだろうし、相手の伝えたい気持ちを言葉が分からない状態で理解するのにはそれなりの読心術も必要と思われる。
だから鳥さんとオラが簡単な意思の疎通を図れるのが凄いかは知らないが、オラとしては英語を話せるほうが凄いんでないかい?としか言えない程度なのだ。

オラが使っているコミュニケーション手段は推らく、今の人間が使わなくなった基本的な動物的コミュニケーション方法なんじゃ無いのかな。
オラは鳥さんとコミュニケーションする前からウサギやテンに対面で見つめ合ったこともあるし、素手でヘビに噛まれずに掴んで寄せた事もある。
なんかにもそれなりに何となく使ってきた方法。敵意が無いってことを知らせるのも簡単だったし、たぶん、気持ちというものは動物の方が敏感なのかも知れないってことだろうけど。

多分ね、人間が一番コミュニケーション苦手なのは人間だと思うよ。 ( ´(Д)`)y━~~~ むははw

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