舎利石と錦石のどちらが拾って楽しいか
答え。錦石でーす。
舎利石の採集は精神修養に等しく、相当な集中力と単調で無我の境地で単純作業。
極寒から酷暑に耐えて、ほぼ動かず採集し続ける。
対象は非常に小さいのでルーペ眼鏡で見つけるミクロな作業。石の個体差は少なくミリ単位の闘い。小さければ小さいほど。球体に近いほど価値が高い。
鑑賞すると言っても小瓶の中に入れないと直ぐに紛失する。希少価値として舎利石はレア度が高い。
パワーストーン的効能も最強の部類。仏教的には仏舎利の代替品としての用途があり、開眼するとお釈迦様の遺骨として如意宝珠となる。
錦石拾いは宝探し的で、広範囲を車と足で探し、浜を何キロも往復もしながらどんどん重くなるポケットやバックに耐えつつ全身を酷使する。特に脚と股関節と腰に来る。カロリー消費は凄まじい。
晴天の時は照りつける太陽でうなじと手を焼かれ、顔面の汗が乾いて顔に塩が吹く。
大物から小物まで様々で、見た目が多彩。見た目の美しさ基準で稀に大物やレア度が高いものがある。ただし、見た目が多彩すぎて好みに個人差が大きい。
そして、初めて見る石もあったりするワクワク感がたまらない。見た目の面白さから言えば錦石の方が多様な喜びと経験を得られる。
楽しみ方も多様。握り石。アクセサリー。水石。箱庭のアクセント。置物。ペーパーウェイト。色の多彩さを使ってのアートや今日のラッキーカラー的お守り。種類の多さから日替わりで持ち歩く運気アップのパワーストーン。そして自然の模様による縁起物的価値。
個人の好みによるが、浜で寝転んで一日中ゴロゴロしているのも楽しいし、広大な砂浜を歩くという行為も楽しい。
そして、手元にはしっかりと成果が残る。
初心に帰るならばオラの場合は錦石。幼少の頃、父に連れられて行った小泊の海岸がスタート地点。今は人工のビーチに姿を変えた。今度、再調査する予定。こうして特定の場所にしか存在しない舎利石と、足で探し出す錦石とではカテゴリは違うのだ。
でも、単純な楽しさでは錦石探しに敵う物はない。鉱物採集的な楽しさも発見もある。
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