公園を散策
公園に入った途端、ハシボソ一家(西)の出迎え。
何を基準にしてオラを早期発見しているのか分らない。
何か見えるのか?。オラが何か電波でも出してるとか?
防風林の間を歩くと、突然オラの目の前に着地するハシブトタン。
(* ̄(エ) ̄)ノ やぁ、おはよう君か。
連続キャッチの名手である彼は非常に目ざとい。
オラをロックオンすると目の前50cmに着地するのだ。
(*´Д`)=3 かわいいっす
公園の噴水のある東屋の付近にハシボソの溺死体。
公園を管理している爺様が竹の棒と針金で手繰り寄せ網で掬った。
ああ、コイツは・・・この辺を縄張りにしているオスではないか・・・
奥さんハシボソは未亡人になってしまったな・・・
顔見知りが死んだので何だか悲しい。
彼の生前の人懐っこさを思い出す(T(ェ)T)うううぅ・・・
公園は一気に騒然とする。
所謂「カラスの葬式」である。
仲間の死に対して何らかの感情を持つカラスは仲間が片付けられるまで近くの木の上から見守っていた。
マガモの1年生はオラの顔をよく覚えている。
呼んでも呼ばなくてもエサクレしてくるのですぐに分かる。
エサやりをしていると(ΦωΦ)が一匹登場。
Σ(゚(Д)゚;) 野鳥キラーのニャだ!
オラの顔を見るなり、「オマエの周りにはエモノが溢れているな。ここに居れば狩りがしやすそうだ」と目が語っている。というかそういう表情だ。凄い威圧感。何かを悟ったような表情と貫禄。数々の鳥がコイツの犠牲になっている。
気付かずにハシブトがその(ΦωΦ)の真上に止まる。
Σ(゚(Д)゚;)あぶねー!!!と立ち上がるオラに反応してカラスは少し身構えた。
(ΦωΦ) はカラスに飛びついたものの、一瞬遅れたためカラスは(ΦωΦ)の爪から脱出。
それでも両手で飛びついたため、傷を負ったであろう。出血や化膿次第では死に直結する。
最近は動物の死を目にすることが多い。その度に念仏を唱えているオラの後ろには、きっと様々な動物たちの霊が群れをなしているのかも知れない。
カラスがオラを見分けられるのも、オラの背後に多数の動物霊が憑いているのが見えるとしたら納得できる訳でして、ちょっと怖いかも・・・
さて、(ΦωΦ)は虎視眈々とカラスを狙っているが、カモ、カラスにエサをやってると馬鹿なハトが登場。
(ΦωΦ)が要るのに無謀な奴らだと思ったら、(ΦωΦ)がハトに飛び掛る。
(ΦωΦ)の爪と牙はしっかりとハトの胸に食い込み、もう逃げる事も、逃げたとしても助からない。
悠然と(ΦωΦ)はハトを咥えて藤棚へ獲物を咥えて去る。
それを見ていた家族は驚いているが、オラにとっては公園内での弱肉強食に手出しはしない。
ただ、今回は家禽であるハトが飼い猫に捉えられたからということもある。
これが、野鳥のスズメ・カモ・カラスであれば救出する必要がある。
自然界へのペットの介入は許さんのである。
ハトを咥えたまま(ΦωΦ)は藤棚の上に上っていくのを確認し、それを写真に収める。
ハトはまだ生きていたが、どうする事もできないし、どうするつもりも無い。
カラスがこの光景を終始見ていて、公園の秩序を守るカラスとしては不意をつかれた形。
それほど、この(ΦωΦ)の柄は風景に溶け込みやすいこげ茶と黒の虎猫。
カラスは以前の日記で書いたように、公園内ではトビをも虐める食物連鎖の頂点に居る。
カラスはそれが面白くないらしい。しきりに(ΦωΦ)の周囲で威嚇を始めて収拾がつかない状態になる。
もう、オラからエサを貰うよりも、(ΦωΦ)にしてやられた事が面白くないらしい。
これ以上は(ΦωΦ)がハトを公園外に持ち出すまで平穏な空気は流れないだろう。
カモも警戒しっぱなしだが、生憎、カモは水上に居れば(ΦωΦ)には手出しできない。
空気が張り詰めていたのでオラは一旦、公園を出ることにした。
西側の広場に持ってるエサをぶちまけて退場。
縄張り内のハシボソと、後から来たハシブトが一斉に群れる。
その隙にオラはそそくさと退散。