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2008年10月7日火曜日

カラスの生態(エサ編)

ハシボソは自分の縄張りを持ち、エリアが決まっている。
ハシブトは縄張りを持たず、広範囲を巡回しているが、お気に入りの場所という物がある。

ハシボソはエサを見つけるとガーガー鳴く。
意味は「このエサはこのエリアの縄張りとするオレのものだ」らしい。
また、ハシボソは家族でエリアを守っているので奥さんや子供を呼ぶ意味もあると感じる。

当然、エサがあることを宣言してしまっているのでハシブトまで来る。
でも自分らが見つけたものだから優先的に食う。
たまに強気なハシブトが強引に割り込むこともある。

ハシブトは特定の狭いエリアを巡回するので、エサは見つけた者勝ち。
少量なら何も言わず自分だけ食う。
だが、ハシボソが宣言をした声を聴くと飛んできて、エサを食ってるハシボソを見ると仲間のハシブトを呼ぶ。つまり、加勢を呼ぶのだ。

ハシブトのエサを食べる順位は滅茶苦茶だが、よく喧嘩もするし、やはり強い順にエサを食べているようにも見える。
ハシボソについては早い者勝ち。見つけたものが急いで口に入るだけ入れる。
一度に入らなければ家族に分け与えるという感じだ。

当然、見つけたエサがまだ残っている場合、ハシブトやカモメに取られる。
そのため、最初に食べられる分を食べてから貯食の分を頬張る。
ハシブトはハシボソほど貯食行動をあまりしないが、えさが多いときはハシボソ同様に溜め込んで近くの草叢などに隠す。
ハシボソは貯食がメインなので2~3口食ったら残りは貯食用にする。

ハシボソの家族のえさの順位は見つけたときに家族が近くに居なければ自分が先に食べる。
人間に最も近寄ってくるのが旦那で、ちょっと離れて奥さん。子供も距離を置くが、好奇心は旺盛なのでかなり近づく事もある。

ハシブトガラスの場合は完全に個体差が大きく、50cmまで近寄るヤツも居れば、5mも距離を取って結局エサにありつけないものも居るが、オラがそこから移動すると一斉に群がる。ただし、群れの中で力が強いものがそれを許さない場合は教育的指導なのか、脚で脚を抑えられ、いくらか毛を毟られてしまう。

そんなとき、オラは近寄って、仲良く食えと言うのだが、「俺らのルールだから口出し無用」と言われるのだ。カラスは表情も目つきも態度も鳴き声も多彩なのでカラスが今なにを思い、何を考え、何を求め、何をしたいのか分かりやすい。
それだけカラスは見ていて面白い文化や群れでのルールがあるということだ。

まぁ、そのうちカラスと会話できるようになれたら良いな・・・

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