なんだその自信は。ダンロップのスタッドレスが売れないのは普通に言って効かないからだ。
「スタッドレス売れるのは日本だけ」、住友ゴムがタイヤ種類集約で省資源化図る
要約するとスタッドレスタイヤが日本で売れるのは日本だけ。オールシーズンタイヤも数%しか売れない。だからタイヤの製造を夏冬に分けずにオールシーズンタイヤに切り替えていく。ただ、主な市場は欧州だそうだ。
ま、全然問題ない。ダンロップのスタッドレスタイヤを買うのは減りが少なく長持ちするからであって、それはつまり圧雪や凍結での制動力が非常に弱いので怖くて履けないってこと。減りが少ないって利点は経費節減に役立つということで主に事業用の車両に採用されているからであって、個人でダンロップを選ぶ人は東北や北海道じゃ奇特。福島以南の太平洋側に限定される。
つまり、ダンロップが消え去っても日本で困るのは営業車(バス・トラック・タクシーなど)に限られ、特に一般市民にとっては高くてよく効くブリヂストンと、安くてそれなりに問題なく使えるヨコハマタイヤがあれば十分なのだ。
ただ、重くて制動距離が伸びやすい大型車両や中型のトラックではオールシーズンタイヤは敬遠されるでしょう。だって事業用の車両がバカスカ事故を起こすわけにも行かず、どうしてもそこそこ使えるタイヤを選ばざるを得ないから。雪にも対応するし夏でも履けるタイヤってのは性能が中間ってことで、オールシーズンタイヤで夏に高速を走るのには不安がある。タイヤがそれなりに柔らかいということは減りが早いし、高速走行で熱を持ちやすく摩耗が早いしバーストの危険がある。だから様子見されるだろうってこと。
何だって最初は敬遠されて周りの意見から、「じゃあ、自分も」ってことでしょ。いきなり東北以北でそんなタイヤが売れるとは思えない。
しかも、ダンロップのタイヤは進化しない。10年経ったら流石にスタッドレスの性能が上がってると思うでしょ?。ところがダンロップのタイヤは10年経っても効かないんだよね。企業としてもう性能の向上の研究というものに信用がない。うちらの間じゃ「ダメロップ」と揶揄されるくらい嫌われている。
ダンロップに関しては自社工場や倉庫からトラックでタイヤを運搬するときに自社製品のタイヤを装着していないと出入り禁止って言われるからね。これもダンロップが結構嫌われる理由でもあるんだよ。
完全に嫌がらせである。これって優越的地位の濫用にならのかね?。物流の2024年問題でトラックが減ったらきっと「ああ、トラックがないので集配にいけませんね。」って断られるんじゃないのかな?。
ま、今回のニュースでダンロップって住友ゴムだったのかということが分かっただけ。だって関心がない企業だからね。
<追記>
タイヤが「変身」交換不要、雨・雪で軟化し滑りにくく…住友ゴム・北大など
「水に触れたり表面が0度程度になると柔らかくなる」みずにふれて柔らかくなるというのは、スポンジのように水を吸って堆積が増し、密度が下がって柔らかくなるということなのだろうか?。物理的には可能であろうが、いまいち耐久性に疑問。逆に乾くとゴム内の水が抜けて密度が上がりゴムが固くなるという意味だろうか。
0度近くまで下がると柔らかくなるというのは興味深い。常温で安定している物質は基本的に温度が高くなると分子の動きが活発になって低くなると動きが低下して固くなる。この逆というのはタイヤが動き続けている間に接地面のゴムは圧力を受けたり圧力から開放される。これはタイヤに熱が生まれる。圧雪や凍結路面に回り続けるタイヤがどの程度の温度を維持するのか分からないが、「0度程度まで下がると柔らかくなる」であって、マイナス5度(北東北)~30度(北海道北部)を想定しているのか。
「程度」と「以下」では意味が違う。つまりは太平洋側の宮城以南を想定しているのではないか。そもそも北海道と東北では新開発のオールシーズンタイヤは売れることを想定していないのではないか。