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2009年12月7日月曜日

今時の社内人のITリテラシー

実際、これだけパソコンが会社や自宅に普及しても、パソコンを使いこなしている人の割合は5%にも遠く満たないと思う今日この頃。
教えて直ぐに忘れる人なんて珍しくもなくて、覚える気はあっても1時間後には同じことを聞いてくることも多々ある。
ソフトのインスコと関連付けによる対処は「コレ使ってください」で済むけど、根本がそもそも分っていないから、教えたことだけはマスターできるけど、それ以上のことができない。
いや、実際、そんなものだと思う。

大体にしてマスコミだって分っていない。
「詳しくはホームページで」ってセリフを聞くが、それホームページじゃありませんからってのがほとんど。
ウェブサイトのなかのごく限られたページはウェブページであってホームページですらない。
しかも、ホームページは、ブラウザを起動した時に最初に表示されるように設定しているページのことであって、ウェブサイトやウェブページとは意味が違う。

表があって、これを作りたいと聞いてくるが、セルの概念がわからない。
方眼紙だと思ってくれと言ってはいるが、正確には方眼紙代わりに使えるが、結合やら何やらで全く同じ体裁にするにはそれなりの熟練度を要する。
むしろ、使い難いWordで作った方が速い場合もある。
どうしたら説明しやすいか。どう言ったら分かってくれるか。どのように説明したら良いのか理解に苦しむ。

たとえばこういうこと。

奥行き80cm、幅120cm、高さ170cmの箱ですよと説明して、それってどのくらいの大きさ?と聞かれたときにどう説明して良いか困るだろう。
そんな感じ。

オラは説明を聞いた時に脳内に物理的なシュミレーション回路を持っているのでイメージを展開する。
そのイメージを組むときに、説明の手順を間違うと上手く組み立てられないし、組み立てるにしても、見たことのないものを例えに使われてもイメージに困る。
だから、説明する時にはイメージしやすいよいに説明する場合と、実際に操作をこと細かく伝えて、操作と結果を体験してもらう方法を状況に応じて使い分けたり組み合わせる。

しかしながら、根本的なことを理解していない人にとっては、説明に使う単語ですら理解不能だし、Excelの5と6の間にカーソル移動して上下に変化したら下に引っ張ってとか、6の行でBからHまで横にドラッグ(選択)してという段階で躓く人に説明するのは大変だ。

もはや、それはExcelそのものの説明であって、会社で誰かに聞くレベルではない。
パソコン教室に行って、マンツーマンで教えてもらってくださいとかのレベル。
仕事中に呼び出されて説明させられるのは拷問に近い。

たとえば、オラがとてつもなくヒマ人で、パソコンの操作説明を本業としているのであれば別に仕事の範疇である。でもそれは違う。
だから、説明してもだめならマウスを借りて、目の前で操作してみせて、「ひとつ前に戻る」で最初に戻す。「次へ」でコマ送りにすれば変化の過程も説明できるってもんだけど、そのへんは可能な限り分りやすいようにしているものの、5と6の間でが通じなかったりしたらそれは既に「論外」だったりする。
つうことで、胃が痛いのです。
はっきり言って「この表作って」と言われたら数分でサササっと作ってメールで飛ばした方が速い。
断然速い。多分、10倍以上速い。

で、オラにもやはり得意ではない部分もあるので、断固拒否というのはできない。
だけど、人間がそれぞれ得意な分野があり、それぞれがそれぞれの得意な部分を請け負えば、仕事全体のスピードは早くなると思う。

今日は本社からメールがあって、「前に提案ししてくれた社内用のユーザー辞書をIT推進部がサポートしきれないから蹴ったけど、私は凄く良いものだと思うので、ウチの部所から発信しますよ」と言ってくれた。
やはり、分る人には凄いものだと理解できて、理解できない人には理解できないのだろう。
仕事の能率を上げる方法というのはいろいろとある。
何か面倒なことがあれば、それをそのゞ都度やらなくて済む方法を、やらなくて済む方法を考え出す人が作って共有する。それでいいと思うんだよね。

サポートなんて大した物じゃないんだし、現場のペーペーの社員から連続で本社が採用している案件が出るのも面白くないと思っている人も居れば、便利なものなら何でも共有しようという人も居る。

( ´(Д)`)y━~~~ あーあ、やっぱり根本的な問題なんだよね。

人間にはそれぞれキャパシティーってもんがあって、スキルも分野によってはっきりと差が出る。
でも、諦めてしまうよりも、同じやるなら楽してできるようにしようという人が居るか居ないか。
たったそれだけの違いでも誰かがそれを客観的に判断してくれさえすれば無駄にはならない。

オラはそれなりの根拠に基づいて創作をしている。
どうせ手間が掛かるのなら、オラひとりが苦労すればいい。
その中で対策を考えて、それを簡単にできることを探して形にする。
それでいいと思う。

オラが好きでやってることなんだし、実際に理解してくれる人も居る。
それが少数であっても自然と広がっていくもんなんだし。

2 件のコメント:

  1. あかいりんご2009年12月9日 6:53

    > 仕事中に呼び出されて説明させられるのは拷問に近い。

    「お客様は神様です。」ち言う言葉を連想しました。

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  2. 対価があってはじめてお客さん。
    買わないのに文句だけ山盛り言って営業妨害するのをクレーマーという。

    しかも自分はその筋に精通していると自負してクレーム付けている割にツッコミどころ満載の人がたまに居る。
    笑いをこらえるのが大変です。

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