初めてのマイカー
今思い出すと高校を卒業して通勤の足が必要になり、軽で4WDなら何でも良かったんだがダイハツのミラだったな。
コイツはそこそこ広くてパワーがあって燃費は最悪だったが楽しい車だったよ。
最後は山でオイルパン割って焼き付いたんだよね。
候補としてはもう一台がアトレーだったな。あの時にアトレーを乗ってたら人生が変わっていたかも知れない。
今のオラは軽バンのメリットを知ってしまったので、死ぬまで軽バンに乗ると思う。
初めて車を選ぶとしたら何を選ぶかってのは迷うよね。いきなり中古のフェアレディーZを買ったやつも居たし。
車を買うにあたっての選定基準はカコイイとか、カワイイとか、走れば何でもいいとかあるだろうけど、親が買ってくれるのと、自分で払うのとでも大違いだろうさ。
最近の軽自動車は値段が張るから新車で買うには普通車や小型乗用車と同等かそれ以上。維持費は安いんだが排気量は低いから加速やパワーを求めるならターボ付きだろう。
でも、格好で乗るなら格好悪いことはできない訳で、スポーツカー乗ってるのに運転が下手だとか、雪でスタックしたとか、大学入って親に高級車買ってもらって事故って乗ってる友達が死んだとか、本人も死んだとか格好悪いよね。
運転し始めって経験値が低いから事故も少なくない。自損事故なら車をボコボコにしようが走りに影響なければ直さなくてもどうでも良いし、壊れるまで乗れれば良いわけだ。
格好で乗るなら限界の低い車で限界の走りをしたほうが格好良いんじゃないの?。
冬だと軽の4WDって実はポテンシャルが異様に高い。夏に速い車が冬も速いってことはないのだから。
それで車の挙動の限界を知れば、上位の車に乗っても結構何とかなるもんだ。逆に初心者がイキナリハイスペックな車に乗っても、運転ってのは感性やセンスってヤツによるものなんで、振り回される。で、下手にパワーがあるから持て余して大事故。懲りる前に人生終了しても意味があるまい。
だから最初に乗る車は軽の中古で十分だと思うが。
ミラの次はアルト。アルト。ミニキャブ。サンバー。サンバー。で、今度はエブリィに決まった。全て軽で、パートタイム4WDで、商用車だ。
軽バンは三菱ミニキャブからだ。イキナリ室内が広くなってできる事がメチャ増えた。寝るのも楽だし、デカイものも詰める。野湯関連の趣味はミニキャブからだ。
車中泊はミラやアルトでやってた。当時は年末に干支探しして、年賀状に貼って年賀くれた人に返すってヤツ。午年なんか福島の相馬市にある馬追いの神社の交通安全ステッカーだ。
後ろの椅子をバタンと倒して、寝袋に包まって寝る。体中が痛いし、狭いし、寒いしとんでもない事してたな。
ミニキャブになってからはキャンプ用の装備も充実してたんで、寝るには苦労しなくなった。現在のサンバーには快適装備満載だ。暫く住めることを前提にしているから、寝て疲れるってのは避けたい。トラックドライバーが使う硬めのスポンジマットレスにキルトの寝袋を被せている。夏はひんやり素材。冬は起毛素材。寝返り打っても痛くない。石ころ探しやストリートビュー撮影は人が少ない時間を狙って車中泊待機。起きたらすぐ開始だからだ。星空ストリートビュー撮影のときも重宝した。
移動式の別荘みたいなものだから、ホテルや旅館の予約も不要。県外遠征も余裕。寝たい場所が宿だし。
いま、コロナが始まって3年が過ぎた。
世の中は日常を取り戻しつつも、リモートワークだ、隔離だ、アウトドアだ、キャンピングカーだ、車中泊だと車を移動式の居住空間として見るようになった。
オラが30年以上前からやってる事なので今更感はあるのだが、オラが変な目で見られなくなったのも、このブームのお陰らしい。
酷いものだ。変人扱いしといて、今更になって先駆者扱いかよって事。まあ、オラの変人は幼稚園時代からなので、変人って褒め言葉なんだけどね。
でだ。初めてのマイカーってタイトルだが、そろそろ進学だ就職だって時期だし、ひとつ提案だ。
一人暮らしを始めるのに単身パックだのシングルパックだの使うでしょ。ああ、ヤマトは不祥事以降は都市部しかやってないんだったよね。
軽バンや軽トラをマイカーにすれば、引っ越しの手配が不要でしょ。家具とかは現地で買ったほうが引っ越し代は浮く。最初は軽貨物にしとけば良い。最近じゃ軽トラも遊び用として人気だし荷台泊ってのも流行りだしてる。軽トラみたいに何も付いてない車は安いし、ラダーフレームだから走りは馬鹿にできない。軽いから加速も早いしカーブも楽だ。
二人乗りってデメリットはあるけど、弄って遊ぶには面白い車だと思う。自分で塗装してしまうってのも楽だしな。
オラは個人的には雨風を凌げる軽バンをお勧め。荷物も詰めるし居住空間も広い。テレワークだのリモートワークだの好きな場所がプライベートオフィスになるし、電波のつ繋がる場所なら旅行しながら仕事もできる。
便利に使うなら後席が左右別に収納できる上位グレードをお勧めする。助手席にノートパソコンを置ける台を付けても良いがエアバックに干渉する位置だと危険だし、運転席後ろの席にテーブル付けたほうが安全。疲れたら助手席後ろをフラットにした寝床にゴロンとできる。
後席右の後ろには積み重ねできる引き出し式の衣装ケースを2段。上にプラダン貼ってテーブルにしているから食事もできる。
今はマグネット式のカーテンだが、次の車にはカーテンレール式のカーテンを容易するつもり。黒のフィルム追加したんで、外から見えなきゃ不要だけどね。
カーテンでのシェードって意外と面倒でね、本当は内側からしか見えないミラーフィルムが欲しいんだよね。そうすれば前席だけ不可視化するだけなんで。
前席と後席の間にカーテン付けても良いしねぇ。
軽バンの魅力ってのは全席から外に出ず後ろに行ける。全席に影響を与えず後部荷室を一畳半の縦長居住スペースにできる。運転中は。後ろの居住スペースをそのままにしても問題がない。
結果として嵐の中を走って疲れたら、そのまんま後ろに直ぐにゴロンと寝られる。
大半はハイルーフなので天井スペースに棚を付ければ寝袋やマットレス等の軽いものも収納できる。天井が高いので着替えが楽だ。軽い筋トレやストレッチもできるから、雨の日に車で過ごすのも楽しくなる。
ハッチバックを開けば屋根になるので、後ろにテーブルと椅子も置けるぞ。
と言うことで、世の中が軽バンだらけになるのが夢だな。軽バンがもっと増えてくれば、今度は車の個性ってことでデカールやステッカーや、カラーバリエーションも増えるし、軽バン用のアクセサリーも増える。増えるって事は安く買えるって事だ。
RVパークってのが増えてきてるが、その内に軽バンパークってのもできるかもだし。そうなれば家庭用電源も使えて近所に温泉でもあれば最高だな。
うーん、どっか田舎の温泉に作ってくれないかね。
と、ここまで書いたが、初めての車に軽バンを選んでたら、オラの趣味は最も広がっていたかもって話だ。
今じゃ軽バンが格好悪いというイメージも薄れたし、バンライフという言葉も聞き慣れた。軽バンで寝泊まりして全国を回ってる人も増えた。軽バンで週末は気軽に車中泊旅ってスタイルが定着すると思うけどね。
金曜の夜に出発して、夜中に走れば現地で朝までゆっくり寝られるし。疲れたらどこでも休憩できる。目的地の開園時間が9時半とかなら、早朝に眠い目擦って運転するよりも、夜中の道路ガラガラに走って、朝の9時まで寝てたほうがガソリンも時間も得でしょ。遊ぶ前から運転で疲れることも無いから。
うちの会社の従業員って約半分が軽自動車乗りで、軽バン乗りは少ないが、バンの貨物乗りは何人か居る。軽トラ通勤も居るね。軽乗用車が圧倒的だけど、軽自動車をバカにする人間も居ない。
だって、下手な乗用車よりも高いし。青森って自動車が個人の足なんで軽自動車はめっちゃ多いから。都会じゃマイカー事情悪いし見栄もあるだろうから軽を馬鹿にしたがる人が多いかもだけど、自転車変わりみたいなもんだから走れればどうでもいいんだよね。
都会の人は田舎より歩く人が多いけど、田舎じゃ車が無いとどこにも行けないから免許持ってて普通。一家に一台じゃなくて、一人に一台が珍しくもない。
公共の交通機関の時刻表や乗り換え時間に左右される行動とは無縁だ。更に軽キャンパーの普及で、宿泊の手配も不要。軽バンなら車中泊も快適。
デメリットを探すほうが難しい。
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