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2010年2月6日土曜日

ほうじ茶うめー!

で、「うまい」とは何だろう?
体が欲しがってるから旨い?
味が美味しいから旨い?
味として悪くないから旨い?

同じ人間でも住んでる地方や国で味には「好み」というものがあり、味の感じ方も違う。

トリュフや松茸が良い例だ。
外人が感じる松茸は不味いらしい。
松茸は日本人しか食わないから、日本に高く売りつけられる外貨獲得の良いエモノである。
ある芸能人がトリュフをこんな風に言ってた「セメダイン?」。
つまり、シンナーとか溶剤臭いってことだよね。
そんなもんだって。旨いとか不味いとか。

フォアグラは言い換えれば脂肪肝であり、キャビアなんて味なんか無い。
高級だと理解して、それを美味しいという場合もあるし。
先入観と言うものなんだろうけど、産地を偽っても分からない味音痴も周りが旨いと言えば旨いんだろうから味なんてあてにならない。

「臭いは旨い」という言葉がある。
韓国ではエイの肉を生のまま放置したものが結婚式で食べる最高の珍味だとか。
日本人の一部の人は食えない納豆。これは旨い人には旨いし、食えない人にしてみれば食い物じゃないらしい。
どちらも旨味はアンモニアである。要するに臭いは旨いである。

あとなんだっけ?
あの生の魚の缶詰。
缶がパンパンに膨れ上がってて、世界一臭い食い物とされる北欧の御馳走。
塩辛だって、イカの身と内臓をグチョグチョにしたものだ。
これもある意味でゲテモノと言える。
クサヤもそうだよね。魚の内臓と濃い食塩水で発酵させた液体に漬けて干したもの。
これも臭いは旨い。

旨いには色々ある。ドリアだって旨い人には旨いだろうけど、あれは卵が腐った臭い。
つまり硫化水素だ。

さて、ほうじ茶の旨いだったな。
人間ってのは色んなものを色んな加工をして味の変化を楽しむイキモノだ。
ほうじ茶は炒ってある。そう考えると炒って楽しむ味。
つまり「香ばしい」という風味だ。これにはコーヒーも含まれるよね。
コーヒーだって味も素っ気もない生豆を炒ることで味を出す。
普通、動物なら苦いは不味いと感じる。
でも、ビールの苦味であるホップにしても、緑茶にしても苦いは旨いでもある。
苦いものをわざわざ喰う動物なんざ、人間しか居ない。

人間の味覚ってのは面白いよね。
何を旨いと感じるか。
考えてもこれは説明できんわ。
つうか、旨いから別にそれでいいだろってことだ。

そうそう、山菜は美味しいけど、これも苦味だよね。
苦味の強いものをわざわざ食う動物は居ないんだけどね。
ワラビなんて苦味を抜く為に灰汁抜きという処理をする。
そこまでして喰いたいか!?とか思うけど、旨いんだからしょうがない。
だけど、旨いと感じる人もいれば、不味いと感じる人も居るってことで、これまた体が求めているとか味がどうこう説明ができるものではない。

旨いって不思議だな。

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