あおもりくまブログアクセスカウンター

2022年11月16日水曜日

寒いと暑いは主観に依るもの

これは多数決で決まるようなものではない。


10人が寒いと言う。でもオラは寒く無い。10人が丁度良いと言う。オラは暑いと言う。オラが可怪しい訳では無い。

例えば冬の室温の適温は22度だそうだ。オラは丁度良い。でも皆は寒いらしい。

エアコンで室温は25度。皆は丁度良いと言う。オラは熱中症になりそうだ。

誰の体感温度が可怪しいのだろうかお分かりでしょう。

どうにも寒いと感じている人は、一度寒いと思い込むと、暖房はガンガン掛けて室温を高めにしないと寒さを打ち消せないようだ。

オラは暑いのは我慢できない。でも、寒いのは気の所為にできる。オラが寒いと体感する気温では、多分、大多数が我慢の限界を通り越しているだろう。

今日の野外はアラレが降るくらい。多分、2〜3度じゃないかな。オラは上着が化繊のふんわり長袖1枚。肌着なし。下はトランクスに靴下。薄いスニーカー。ナイロンのペラペラなチノパン。これで寒いとは思わない。1時間程度なら平気である。

これがオラの主観である。可怪しいのだろうが、オラの主観では普通となる。

普通にこの季節に着る防寒装備ならオラは無風であれば普通に寝られる。冬にエンジン切って窓を左右3〜5ミリほど開ければ車中泊可能。ぐーすか爆睡できる。

さて、このユニークスキルだが、オラだけ持ってる訳が無い。多分、冬キャンプする連中なら誰でも持ってるスキルだ。
寒くなければ寒く無い。これは普通に便利なスキルだ。

では、このスキルの役どころだが、どのようなシーンで役立つかお分かりでしょうしょうか。

まず、冬山で立ち往生。オラが遭難することは万が一にも有り得ないので、吹雪の為に雪濠を掘ってビバークするとしよう。
普通に寝られるので十分な休息が取れる。

因みに冬山登山はしない派なので、ロープウェイが猛吹雪で運休し山頂駅で足止め食らったが、暖房が少なく大勢が暖を取れないとしてもオラは人混みを避けて一人でのんびりできるって事。

記憶に新しい東日本大震災。停電で暖房器具のない夜。しかも普通に雪が降ってた。暖房に頼りきってる人で反射式石油ストーブの無い家庭は難儀しただろう。IHじゃなく普通のガスコンロの家庭はまだマシだ。あれで台所を中心に暖が取れる。でも酸欠の危険はあるよ。反射式石油ストーブでもね。

真冬の避難所生活でもそうだ。我先にと暖房に人が集まるだろう。オラは別に必要ない着込めば5度ほどあれば充分。10度なら全く問題ないだろう。冷気さえ遮断すれば0度でも大丈夫だ。

標高の高いサービスエリアで、マイナス10度でエンジン切った車中泊経験者なので、死にはしないということも実証済み。車内は吐息の結露が凍って霜になってたがな。これって冬山登山家の間では普通なんじゃろ?。と言うことはだ。別にオラが変人って事には成らない訳。

では、オラが寒いと感じるのは何か。これは非常に簡単な状態だ。冷たいものに触れていること。
これは接触している物体が体温を直接奪うから、オラが体内で作り出す熱を急激に奪う状態だ。これはどんな人間だって寒いと感じるだろう。空気というものは熱を伝えるのが遅い。オラが薄着でも体温を奪われないのは、無風であればオラの発する熱が肌と服の間の空気に留まってオラ自身は外気温よりだいぶ高い温度に晒されている状態だ。

だからオラは寒くない。

では、誰でも体得できたであろうこのスキルを、寒いからと暖房に頼りきっていた人はどうか。デメリットしか無いのでは。

常に自分の体温より暖かいものに触れていないと寒いと感じてしまうその状態。

雪山で遭難したら?。ロープウェイの山頂駅で立ち往生したら?。
飛行機やヘリが雪山に墜落して運良く生き残ったが救助を待っている間は?。
避難所で、暖房の近くを陣取れなかったら?。

そして、この状況下で体温を奪われ続け、寒いと感じてしまうのなら、ろくに睡眠を取ることも出来ずに精神的にまいるのでは?。
精神的に参っている状態というのは肉体にも悪い影響を与え、様々な不調を起こすのでは?。それが何日も続いたら?。あなたは生きていられるだろうか。

過度のストレスは死に至る原因にもなるんだよ?。そういう状況下では、体力の消耗を避けて、じっとし続けられる忍耐力も必要。気持ちばかり寒い寒いと自分に言い聞かせて体感以上に寒いと思い込むようではもっと寒くなる。
ストレスで血流が滞れば凍傷や凝固した血液で脳梗塞や心筋梗塞も起こすかもね。

お分かりか。

暑ければ問答無用に人間は脳や臓器、血液などが壊れるが、寒いくらいじゃ早々簡単には死なない。
その上で、自分自身に寒い気がする程度の気温で寒いと自分自身に暗示を掛ける危険は命取り。
自身が耐えられる寒さの下限を更に下げる事で、体はそれに耐えられる程度の熱を作り続ける。馴れると意外と寒いとは感じなくなる。問題は気持ちの問題。

同じ人間なのだから、冬山登山家でもないオラができるこの「寒いのは気の所為」というスキル。暖房の温度を少し寒いかな?、いや丁度いいかもって感じで徐々に下げてみよう。

一億二千三百万人が暖房の温度を5度下げてみよう。少しは地球への負荷は下がるのでは?。

寒いって感覚は全て気の所為にしてしまおう。寒けりゃもう一枚着れば良いでしょ?。少しくらい我慢すれば財布にも優しいよ。

ああ、オラ自身は痩せ我慢などしてないよ。痩せてもないしね。デブも卒業済みだし。

そもそも、デブの寒がりなんて生物的に有り得ないんだから。

アザラシやセイウチに土下座してなさい。


0 件のコメント:

コメントを投稿