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2023年2月7日火曜日

2023/02/07 07:08 国道環状7号線上り、駒込交差点付近 ジムニー横転事故

今朝の環状線はブラックアイスバーンでツルッツルだったようで、コントロールを失ったのかジムニーが路肩の雪山に突っ込んで横転してたっぽい。


ジムニーと言えば普通車のシエラもあるが、軽自動車では悪路で最強の走破性を誇る四輪駆動車。納車も一年待ちという人気車でもある。

オラも一年待ちじゃなくすぐ買えて寝床を広く確保できるなら欲しい車種ではあったが、この手の車は盗難の対象になりやすいだろうし、旅には向かないので諦めた。
中古車でさえ新車と値段は変わらずオーナーも持ってる事を自慢できるであろう。

近年はオフロード走行を目的としたユーザーよりも街なかでの走行を主目的とした人も多い。見た目だけのSUVも乱造されているのがその象徴だろう。嘆かわしいことだ。

しかし、ジムニーは正真正銘の軽SUVであるし、最近の青森市内の幹線道路のように氷のワダチとそろばん道路に凸凹でまともに走れない場合でも楽に走れる数少ない軽自動車だ。実に羨ましい。

でだ。本来は悪路走行に向いてる車だが、ブラックアイスバーンでは車種よりも運転の癖やスタッドレスタイヤの性能に左右される。ABSやスリップを防ぐ安全機能はモノの役にも立たない。

転がったジムニーのオーナーはジムニーの性能を勘違いしたのだろうね。深雪では恐らくジムニーに勝てる軽自動車は無いでしょうよ。多分、ジムニーと張り合えるのは同じラダーフレームのハイゼットトラックくらい。

スリップによるコントロール不能はあくまでも路面の読み違いと、自前のトラクションコントロールミス。運転操作不適(スピード出し過ぎ及び急ハンドルなど)。
曲がれ!と念じてもタイヤと路面の摩擦が限りなくゼロなら曲がるはずもない。

カッコつけて追い越して、急ハンドルで追い越した車両の前に割り込もうものならブラックアイスバーンじゃ蛇行しながら左右どっちかに大きく振れて路肩に突っ込むのは普通だろう。高速道路でよくある事故もそんな感じ。粋がってカッコつけても事故ったらダサいよね。

さて、ジムニーは2WDの時は駆動形式はどっちだ?。

答えはFR。

コントロール不能の時は4WDを切ってアクセルを離すと後輪に摩擦が働いて振れは一瞬で納まる。カウンターも適切なら振れは最初の一回で納まる。でも下手な運転だと振れは逆に大きくなる。
もしもアイスバーンでFFだったら下りじゃエンジンブレーキは怖いぞ。試したことがある人は分かってるだろうけど。

自分の車の限界ってのは試せる時に安全に試しておくと良い。むしろ自分以外の車や人が居ないときは積極的に無茶振りしとくと緊急時にどうするか体が覚えていて立ち直りも速い。冬にオラの助手席に乗ったことがある人なら分かるだろう。

オラのサンバーは既に自分の体の延長上にあるものって認識なので、コントロール不能に陥るようなシーンには出くわさない。路面の読みも正確だ。

タイヤ交換時も2年目のタイヤなのでシーズン最初にガッツリとフルブレーキかけて摩擦係数も感覚的に把握している。むしろ、タイヤの性能は自分で限界を試すべき。車によってエンジン位置と駆動輪、前後の重量バランスが違うので、平坦、下り、上りでそれぞれの限界を試そう。

オラは距離を乗るんで減りも今シーズンはギリギリセーフかな。基本的に2シーズンで全部交換しちゃうんで経年劣化は無視。ゴムは柔らかい。
まだ乗れるタイヤでも2年で交換。コレ絶対に大事なこと。年間1万〜2万キロ走る人は無理せず2年で買い替えを推奨する。シーズン初めにギリギリセーフでもシーズン後半じゃアウトだから。

タイヤ代が勿体無いって?。軽バンでもたったの2万円だよ。これケチって車をボコボコにしたり人身事故を起こしたら2万円じゃ絶対に済まない。
あとはタイヤメーカー。きちんと住んでる地方の道路事情に見合ったタイヤをチョイスしないと泣きを見る。

青森で冬に乗るならブリヂストンとヨコハマタイヤの2択以外は認めん。夏タイヤならダンロップでも台湾産でも全く構わない。でも、冬は拘らないと駄目。
よく車関連のサイトで台湾製も凄いとか、クソチョンタイヤもイケるって記事があるけど、日本の気候で試したタイヤと理論上の性能は別。

そして冬は夏よりも圧倒的に運転は危険という認識が必要。オラオラ系の運転なんぞ以ての外。一人で勝手に自爆するなら人のいない時間に心行くまでやれば良いのさ。田んぼにダイブしようと谷底にダイブしようとご自由に。

事故を起こす事による損失は計り知れない。それが人身事故で他者を巻き込む場合は最低だ。これを嫌と言うほど認識している人は運転には安全マージンを設けていることだろう。

でも、経験が浅く、嫌と言うほど事故による損失を認識した経験が無い人は慎重さを欠いてしまいがちだ。

その経験の実害度が大きかろうが小さかろうが、大事なのは懲りること。二度と事故は御免だと思えば、どうしたら事故を防げるだろうか考える。
最終的には慎重さを身につけるか、車の限界を知るか、その両方。

さて、今朝の事故は単独事故だったのかニュースにはなっていないので怪我人は居なかったのかな。幸いに二車線を塞ぐような事故でも無かったようなので、せいぜい後続車が止まれず軽く突っ込むくらいで済んだのかも知れない。
でも、横転だったので側面はボコボコだろうね。

当該ジムニーのオーナーも良い経験をしただろうと思う。
事故を起こさないのは自分の気持ちであって車の性能じゃない。
スリップしたのは自分の運転が原因。コントロール不能は自分の腕の悪さ。
運とかは良い時にあるもので、悪い時は運よりも自業自得のことが多いよ。

後はタイヤの性能かな。
今日の路面なら青森じゃ効きが怪しい布製チェーンでもイケるんじゃないのかな。
表面が溶けまくってるブラックアイスバーンじゃ布って水を吸い取るから効きが良いだろうと思う。

追記:2023/02/08
会社の整備管理者が言ってた。
ジムニーって4速Hiに入れないと4WDにならないから、FRのままブラックアイスバーンを走り、いい気に成って追い越して急ハンドルで割り込もうとしたが、FRでツルって路側に自爆したって解説だ。
まあ、普通は4WDなら余程の事が無いと蛇行して路肩に突っ込むってのは無いんだよね。サンバー君は基本RRだから凍結で4WD切って限界チャレンジしている時にこんな挙動になるから、ああ、後輪駆動だけでコントロール不能になったんかいって理解できた。

ならさ、滑った時にアクセル離すだけで良かったじゃんって事でもある。
つまり、格好だけジムニーオーナー(超初心者)って事なんだろうね。

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