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2023年3月24日金曜日

カラスが必死過ぎて笑うしかない

 笑っちゃいけないんだけどね、その必死さでオラはうつ病を克服できたんだよね。

まあ、ルールとか人それぞれな訳で、カラスやスズメに対してどれだけのルールを叩き込めるかという点にあるんだけど、奴らはかなり賢いので、繰り返すときちんと守るんだよね。

記憶力という点ではハトもかなり優秀なんだけど、奴らは基本的に人間大好きなんで駆け引きは存在せず、面白くもなんともないし迷惑極まりない家禽(野鳥ではない)なので、さっさと猛禽やカラスの餌になって絶滅してくれないかなと思う次第。

まず、野鳥の信頼度は体の各部の向きで測れる。体が人間に対して真正面を向いているのは確実に信頼度が高い。距離が近ければ近いほどそれも乗算される。

注釈:伏せる→地面を蹴って→羽を広げ→飛ぶ という一連の動作。正面を向いているのは最初に向きを変えるという動作が無いことで逃げを想定していない。つまり、逃げる必要がないということで信頼度はMAXということになる。距離が近いほど無視できなくなる。

つまり、距離1m以内で真正面向いてて、こっちを真正面で向いている場合はかなり信用しているってことになる。スズメも同じだ。これ、最近の彼らのことで、営巣時期に突入したのが今月始め。多分、ひょっとするともう孵化したと思われる。

自分たちのメシの他に雛に食わせる餌を探し、往復するその労力は推そらく人間の比ではない。つまり、そういうこと。必死なのだ。無論、抱卵中は相方の餌も必要。いつもの2倍、3倍の餌の確保が必要となる。その労力を考えればいつもより体力を使うよね。

そこまで頼み込むように詰め寄られると無視もできない訳で。一応は鳥の感情を読めるという点で繋がりもあるし、周辺にカラスの溜まり場ができないように仕事をして貰っているわけで、これから花見で近所の公園が食残し目当てのカラスだらけになる。それを長居させないのも縄張りを持つカラスの役目。利用しない手はない。つまり他のカラスの追い出しに使う体力に必要な分のメシを出すってこと。

注釈:飯を食っているとカラスが怒る理由。自分の縄張りでメシを食うのが気に入らないってこと。少し分けてやると直ぐに黙るのだが。公園でランチとか出勤前の時間つぶしでパンとコーヒー持ってるとカラスとかスズメが物欲しそうに寄ってくるでしょ。カラスならきちんと周囲を確認して、他の鳥に見えないように、自分の座ってる脇や後ろに置くといい。カラスが餌を咥えてから飛ぶまでに周囲を警戒するのは飛んだ瞬間に他のカラスから猛追を受けるからだ。だから、他のカラスからの死角にメシを置くと安心する。それで「お前、分かってるじゃん!」とか思われる訳。スズメなら足元で良い。人間の近くほど安全な場所はない。近くに鳥が居るときは足を絶対に動かしてはダメ。彼らの目線は人間の足元なので警戒心が高くなる。

ここ最近の彼らの距離は結構近い。足元まで来て見上げるように真っ直ぐに見てくる。多分これは生物の本能を利用した甘えであり、上目遣いされると保護欲を刺激される。人間に対して「ごはんチョーダイ!」というアピールなのだ。くっそ!めちゃくそかわいい!と思ってしまう。

オラが鬱で2年休職してたころの会話の量だが、人間0.1:野鳥99.9なくらいで、ほぼ野鳥と話していたと言っても良い。彼らが怖がらない接し方。彼らが興味を持つ方法。彼らの言葉の反復。

こちらの行動に対して何を考えてどういう視線を送っているか。解釈して、こうではないかと返してみて、相手の反応を見て、どう動くか試行錯誤。

自分も野鳥に成ったつもりでボディーランゲージを真似てみたりした。目を合わせるべき。目を逸らすべき。自然にしているべきと色々な状況と反応の観察と返し。どのように返したらどのように反応するか。

鳥と話すというのは人間の言葉で鳥と話すという意味ではない。そこを勘違いする人が鳥と話せるわけがないと言うが、視点がそもそも違う。感情のやりとりが会話であって、仕草や目線が感情の表現だから口に出して話すことではない。

日本人は特に人間との物理的距離感が遠目であるも、動物はとにかく距離が近いし触れ合いも多い。安心して体に乗ってくる野鳥は僅かだが、こちらがやりたいようにやらせていると遠慮なくグイグイと接してくる。構ってやらないと怒り出したり、セルフサービスで餌を持っていく者も居る。

語彙も豊富でそれぞれの意味を知っていればからかうこともできるし、ツンデレな態度も見せてくれる。嬉しいのに強がりな態度で来て、怒ってみせるもこちらがソッポ向くと「え!?うそ!いまのうそ!まってー!」とか追いかけてきたり。実に微笑ましい。

食い物で釣るのが最も容易いのだが、単に人間に興味津々というか、人間の行動の結果により餌を得ることもあり、オラが舎利石を採取している時に来るハクセキレイやイソヒヨドリなんかは、砂の中から出てくるハマトビムシやスナホリムシが目当てなのか、気付くと近くに居たりもする。だから、時々、海岸に打ち上げられた海藻の塊をひっくり返してやると喜ぶ。結果として彼らの餌場に居座ってるオラが彼らの狩りを補助してやることで、オラを有用と判断し、無害認定。オラの近くに居たほうが虫を狩りやすいと判断する。オラは鳥さん大好きなので彼らを至近に観察できる。

鳥は人間の表情を読めるかという実験に関してはカラスが最適。慣れると距離が近いのはハシブトガラスであるも、信用のあるうちはハシボソの方が距離感も近いし、感情はハシボソのほうが繊細である。ハシブトはヒョウキンで馴れ馴れしいのだが、実は臆病で表情の変化に敏感。人間の表情を読んで喜怒哀楽を判断できている。だから、悪いことをすれば怒った顔をすることでやってはいけない事と判断することができる。ハシボソはハシブトほど煩く鳴かないカラスだが、こちらも表情で距離が変わる。

スズメは小さくてビビリだと思われているが、カラスより実は強引な性格で遠慮がなくせっかちである。あまり表情に関係なく、欲求を表面に出す。絶対に危害を加えられないと判断したスズメはかなり強気に迫ってくる。まあ、あのサイズで上目遣いされたら大抵の人間は至近距離で餌を強請るという珍しさから食べて居るものをひとつまみくらい分けても良いと考えるだろう。どこぞの都会のテラス席ではスズメがテーブルに乗ってくるようだ。

そんな訳で、疑うこともなく、怖がることもなく、絶対に貰えると確信し、仁王立ちで「ここは通さん!通りたくばメシを置いて行け!」な感じのカラスが必死過ぎて笑うしかない。

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