ただの石を1日5000円売り上げた男が悟った真理
人生における本当の「勝者」はお金持ちではない
あながち他人事ではない。と言っても、オラは拾う人。売る人は別にいる。
そう、小石さん(石小屋出張所:小石@nisikiishi)だ。
浅草の石フリマに出店した小石さんから売上報告が来たのがつい数日前。
オラは1人で黙々と何かをするのが得意なもので、人を相手にした商売は向かないんですよね。居酒屋をやったとしても厨房から出てこないタイプの人ですよ。
得意なものは得意な人にお任せ。
ただし、オラがやったほうが圧倒的に高効率であれば、それ全部オラにヨコセ!というタイプ。分業である。
リンクの記事の人も石ころを拾ってフリマで捌くって話だけど、隣のブースの人との会話でヒントを得て売上アップした話で面白かった。まあ、石フリマで酒を出すわけにいかないだろうから参考にはならないけど。
ただ、共通点は有る。
安いもの、高いもの、種類を増やすことで客寄せの要素を高める。
錦石や七里長浜で採れる名もなき多彩な石ころ。石ころは1つとして同じものはないというくらいに個性がある。その辺の河原で拾える石には種類に限りが有るが、七里長浜の二酸化ケイ素たっぷりな石ころは有名無名を問わず非常に多彩。扱っている石ころというカテゴリは同じなのだ。
小石さんの実家は石小屋(錦石の採取・加工・卸し)で主に整形研磨したものを主として出品しており、小石さんが著書の同人誌(錦石の照会をしている自費出版本)を2冊出している。
小石さんが参加しているミネラルフェア(石フェス/石フリマ)には世界各国の様々な石ころが出品されている。原石から加工品まで様々だ。
お誘いは小石さんから。感謝!
最初はオラが自己開拓した舎利石関連の代理販売。
普通は売ってあとはご自由にと言う感じだが、オラは預けて売れたら分前を頂戴ね。
次に錦石の原石供給である。原石の石ころも需要がありそうだと。
オラには新潟の糸魚川まで行ける機動力がある。
今別だろうと龍飛だろうと七里長浜だろうと新潟に比べると近所だ。
小一時間で着く距離は全部近所だ。2時間までは地元扱い。
加えて、オラ自身の体力である。ロングドライブも苦ではない。
好きなことをしている間だけはオラには限界というものは遠い存在であり、人の数倍は活動できる。
その話、乗った!!!
オラのユニークスキルは飛び抜けた脳内視力。運転や山菜採り、石拾い、山中での動線確保など、視認や認識や判別、予測、リスク回避を含めて目で捉えた情報を脳で効率よく処理するための手続き記憶が蓄積され、最適化されている。
拾いながらどんどん重くなるバックを抱えたまま砂浜を数キロ歩く筋力と持久力、忍耐力もある。肉体への無理は気合で乗り切れる。後のことは後で考えるポジティブさ。何事も死ぬ程のことじゃないものは大したことではない。全部気のせいだってことにできる。
つまり、錦石の原石拾いもオラの独壇場でもある。
舎利石でもそうだが、石ころ大量ゲットは忍耐力、集中力、体力、耐熱・耐寒能力が必要だ。
ということで、小石さんの出店しているブースには、小石さん家の錦石と錦石本。それにオラの錦石原石。舎利石と舎利母石が仲間入り。
販売する商品のバリエーションは増えるし、カテゴリは同じ津軽で採れる石ころだ。彼女も聞かれた質問にちゃんと答えられるものに限られているので接客には困らない。小石さんの物販でオラの石も目に入る。オラの石で小石さんの石や本も目に入る。客寄せには最適だ。
今回は舎利石系が販売不振だったようで、金額はいつもより低め。オラの取り分は必要経費と梱包資材と彼女の取り分を引いた金額であり、互いに納得している。オラがただ持ってるだけでは金にならない石なので相互に利益がある。
興味のない人にはただの「石ころ」であるも、盆栽同様に石ころを愛でるという文化はいつの時代もあり、愛好家にとってはただの石ころではない石ころである。
この石ころ文化。もっと広がるといいな。
石拾い人口が増えると売れなくなるし、採取に関しても競争率が上がるでしょ?
いやいや、オラの行動力と体力とユニークスキルがある内は簡単には追い越せないと思う。その代わり、気軽に青森の僻地まで行けない人にはメリットがあるし、いつも海岸が錦石に溢れている訳でもない。オラがブログに朝一番で七里長浜の石情報をリアルタイムにアップしている件にしても一定数の読者がいることを知っている。
多分、空振りを恐れている人は行く前に見てるんじゃないかな。ガソリン代が高いものね。
オラがただ、石ころを拾いまくってる乱獲者だと思ってる一部のお馬鹿さん(またストックポイントに悪戯したでしょ?)は置いといて、オラは普通の人ならしない事もちゃんとしている。それに恩恵を受けている人も少なからず居るでしょ。
だって「もしかして、あおもりくまさんですか?」と何人も声を掛けてくるんだもの。
オラが津軽のビーチコーミングで質も量も誰にも負けないと自負している点は普通の人ならしないことを敢えてやることにある。
誰がわざわざ朝一番から「今日は石ころ日和ですよー」ってブログに書く?。競争相手を増やしてどうするんだよ?ってこと。普通は結果報告で終わり。
オラは今日の浜の状態。石ころ含有率。成果の報告を都度やる。これで今日は行くべきか決められるでしょ。
オラが違うのは純粋に同じことをやって楽しんでいる人に情報発信だけは怠らないってこと。これまでも様々な分野で研究機関や専門家からの問い合わせに応じているように、オラは趣味は全力で楽しんでいるけど、実益も兼ねているし、ある程度の通でもあるからだ。
だからオラはいつも後ろめたいことは無いし、堂々としているでしょ。
こそこそとストックポイントに嫌がらせをしている阿呆と一緒にされたくない。
それにしても、ただの石ころ1カテゴリでフリマに突撃ですか。
オラも見習いた所であるが、こういうのは老後の楽しみに取っておこうかな。
平日に好きな石ころ拾いして、加工して、土日にフリマで売りさばいて日銭を稼いで旨いもん食って飲んで楽しく過ごしたい。無論、オラはこういった実益を伴う趣味やスキルの開拓を辞めるつもりはない。オラはどんどん自己進化するつもりである。
こういう楽しいことをしながら年金少ねーじゃんかよ!という暗い未来を払拭したいのである。その為の仲間はいつでもウェルカムである。
何というか、普通の友達ってオラには居ないんだよね。大体は同じ趣味の仲間とか、特に普段は直接関節の繋がりがないけど、同じことをしている間は一緒にワイワイやろうぜ!みたいな。同じ趣味なら同じことをしている間は喧嘩することだって皆無だし、共通項しか無いから仲違いする僅かな要因すら無い。仲間だから呼び名もお互いにネット上の名前で本名を知らない人のほうが多い。
オラのやりたいこと
実益を伴う趣味で小遣い稼ぎして遊ぶ金を作って、野外でBBQやりながら酒食らって設営しっぱなしのテントで野宿して過ごす。金を使わない。金が掛からない。年金を温存しながら必要なものに充てられれば、ギリギリの生活とは無縁じゃないのかな。
できれば土地と小屋を共同購入して、週末はそこで余暇を楽しむ退役と現役世代も居れば面白いかな。
で、集まった仲間の退役スキル持ちと現役の相談者が個別交渉して更に繋がりを広げる。
仲間は多いほど面白くて、それぞれが、それぞれ得意なことを活かしてお互いに利益になる団体を作ること。
利益は出なくても損がなければ良い。それなら納税もしなくて済むし、利益が出そうなら税理士資格のある退役仲間を引き込んで、非営利組織を作ること。
目的は遊ぶための小銭を稼ぐ暇つぶしのためのエキスパート集団。仕事を遊びにしてしまうとか、遊びを仕事にしてしまうとか、本来は嫌であるはずの仕事。つまりお金を稼ぐってことを、楽しんでやればメンタルヘルスも不要だろってこと。
ま、オラには代表なんて向かないので、同じことを考えている連中が居るならオラを引き込んでも良いよ。伊達にアウトドア、インドア両方でその時々のパイオニアをやってないんで。
うつ病経験者だから、社会活動復帰のお手伝いもできる。要するに気の持ちようでどうにでもなるから要らない心配で自滅すんなって感じだけどね。
多分ね、能力のある人は会社組織では不遇なことが多く、レアスキル持ちがスキルを給料で評価してもらえないのが今の日本の在り方なんだよ。そんなのぶっ壊したいじゃんよ。