身近な生き物観察
一般人は対象の容姿が可愛いとかカッコイイとかそんな感じで見てると思う。
オラはそれ以外に、何を考えているか。どこを見ているか。何に気を払っているか。自分への警戒度合いは何%くらいか。自分の意志が相手に伝わっているか。仕草や鳴き声や距離感は。自分に対して体と頭と目の向きはどうかを見ている。
これ、全て彼らの言葉であり、彼らが伝えようとしている意思表示である。日本人は空気を読む事を得意としている筈なのだが、外国語に比べて言語がとても複雑であるため、外国人よりもジェスチャーに頼った会話をしない。
基本的に言語に頼りすぎて動物のジェスチャーをあまり理解できないことと同時に、日本人はジェスチャーで相手に伝える事をしない。
要するに動物の言語の多くは身振り手振りに単純な音声や視線や体と頭の向き。鳥などは特に羽毛の膨らみ状態で意思表示を補っている。オラが対象の考えている事を概ね察することと、クマにさえ襲われないのはそうした相互のプロトコルが共通である為と思われる。鳥さんと直ぐに馴染むのも相手が何に怯えるのかを知っているから。
ほら、小鳥なんかは水辺の草食動物の背に普通に乗ってるでしょ。動きがゆったりしている相手は素早く飛べる自分を害することは出来ないと思ってるからだ。逆に狩る側の肉食獣に鳥が乗ることは無いように、ちゃんと相手の琴を見ている。
動物はそういう点で人間なんかよりもずっと周囲や他の生き物から多くの情報を得ようとしている。オラはこれが自然とできるようにしてきたってだけで、基本的に人間は同じ事が容易に出来る器がある。
ただ、スキルの有無はそれをするかしないかの違いでしかない。このスキルは自分の眼の前の危険を回避する事や災害の前兆を肌で敏感に感じ取る便利なスキルへ昇華するので長生きしたい人は取得すると良い。
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