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2023年11月15日水曜日

危険感受性の欠如だね「ダムの排水溝に人と船が吸い込まれる」

 「船も男性も吸い込まれてしまった」50歳男性作業員が船ごとダムの排水口に… いまだ行方不明 新潟県三条市・大谷ダム

想像力が豊かなので・・・こういう事故はゾワワワワっとしますね。


うーん、これね。風呂の水を抜く時にね、排水口に手を近づけると分かる非常に初歩的な物理現象なんだけど、ほんのちょっと離れた位置に手をやっても水流は弱く引っ張られる感じはないが、排水口に徐々に近づけると急に吸い込む力が強くなるんだよ。

プールの排水口でも同じような事故が起きているけど、仮に50cmでは全く影響が無いし30cmでも危険を感じないとしよう。で、10cmではやや引っ張られる感はあるとしても大丈夫だと思うでしょ。で、5cmでは急に強く引っ張られるような感じ。その時点で焦っても瞬間的に体全体が引っ張られるんでもう間に合わないってやつ。事故はそうやって起きている。

ダムの場合は風呂の排水口やプールの排水口とは規模が違うんで、そのミリ単位とかセンチメートル単位とかじゃなくてメートル単位で急激に吸引力が変わるとしよう。

どう?簡単に想像できるでしょ?。

つまり、ちょこっと考えれば非常に単純で簡単で身近にその法則ってのは存在していて、風呂の排水口でこの現象を楽しんだことのある人には「非常に身近で当たり前で常識的なことなんだよね。理系の人なら多分、鼻で笑うレベルの常識。

図で説明すると分かりやすいんだろうけど、噴射するのと吸い込まれるのって全く異なるからね。噴射すると噴射の勢いは真っ直ぐその進行方向に長い距離で働くでしょ。

そうだな、30cm離れたばしょの紙を息で揺らせるでしょ。でも、30cm離れた場所の紙は息を吸ってもほぼ揺らがないでしょ。それと同じ。空気を水に置き換えても同じ。押すのと引くのとでは流体の場合は違うんだよ。

で、紙をどんどん口に近づけよう。一定のところで急に紙は吸い寄せられ、瞬間的に紙は口にピタっとくっつく。今回はそれが起きたってこと。掃除機で実験してみな?分かりやすいから。将来に同様の案件で死なないためにも実践して子供に見せたほうが良いぞ。


世の中の物理現象って目に見える範囲のものは非常に解りやすくて単純なんだよね。

こういうちょっとした事に気づくとか理解するとか説明できるくらいに納得するとかしないと本人の中では「そんな分かりきった事で死ぬかよwww」って認識になる。普通は怖くてあんな真似できない。要するに危険感受性の欠如と理科が苦手で亡くなったってこと。

オラにとってはこんな怖いことを安全対策もなしに実施して、危なくなったから飛び込むなんて自殺行為は絶対に有り得ないんだよね。

何を以てそれを安全だと判断したのか、亡くなった人は釈明も出来ないわけで、それを指示した人が居るとすれば、その人もお馬鹿さんってことになる。

それだけ単純明快な原因の事故なんだよ。

オラが命に関わることは色々と気にしているってのは、こういった間抜けな事案で死なないためなんだよね。

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